西川泰藏の発言 (経済産業委員会)
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○政府参考人(西川泰藏君) お答え申し上げます。
委員御指摘のとおり、我が国のサービス産業の生産性の伸びは非常に低くとどまっておりまして、一九九五年から二〇〇三年の我が国のサービス産業の生産性の伸び率は年率〇・八%、これは米国の二・三%と比べて半分以下でございますし、あるいは我が国の製造業の同期間の生産性の伸び率四・一%と比べましても五分の一以下にとどまっているということで、非常に低迷しているわけでございます。
サービス産業の生産性が低い原因についてのお尋ねでございますが、これは、私ども経済産業省におきまして、昨年末にサービス産業のイノベーションと生産性に関する研究会というのを設置いたしまして検討を進めてまいったわけでございます。その検討の一環でサービス産業の生産性が低い原因についても検討していただいたわけでございます。
サービス産業は非常に多様でございますので、したがってその原因も様々なわけでございますけれども、総じて言えることは、一つにはIT技術の活用の遅れと、あるいは研究開発投資が不十分であることと、あるいはサービス提供プロセスの効率化でございますとか、あるいは品質管理への取組などが遅れている、こういったことが指摘されたところでございます。
また、あるシンクタンクの分析によりますと、米国と比べて生産性が低い原因、特に対個人サービスについて見てみますと、やっぱり総じて展開規模が我が国の場合には小さいとか、あるいはそのチェーン化が進んでないといったようなことが背景にあるのではないかという指摘があったところでございます。
こういった背景には、やはりサービス産業全般について言えることでございますが、目に見えないとか、あるいは提供されると同時に消費しなければいけないと。さらには、サービス産業というのは比較的若い産業が多うございまして、したがってその中小企業比率も高いわけでございますが、そういった共通の特徴を有していると。その結果、グローバルな競争にさらされてない産業が多いとか、あるいは非常に市場のその地域が限られる、さらには消費者等に品質等の情報が行き渡りにくいといったような市場環境が影響しているのではないかというふうに考えられているところでございます。