小谷部育子の発言 (少子高齢社会に関する調査会)

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○参考人(小谷部育子君) 先ほどちょっと申し上げなかったんですが、今、その事例のかんかん森には、八十代の方が二人、六十代が八人、五十代八人、四十代三人、三十代五人、二十代十人、十代、十代未満ですね、ほとんど生まれたばかりというのも含めまして五人、四十一名。実際には二十八住戸なんですが、ちょっと空き家がまだ今のところ二つぐらいありそうなんですが、四十一人住んでいますが、大変幅の広い多世代なんですね。
 そして、入居三年たちまして、私どもの方も、入居時、それから二年目、三年目、丸三年たってと、いわゆるPOEという、どういうふうにその実態が、運営、それから認識ですね、入居者の、それを調査したりという、そういうことをやっておりますが、やはり自分の住戸、家賃の分の一三%を共有部分にやると、自分の住戸が四十平米でも二百平米が自分の個人の私的な生活の延長でもあるという、そういう考え方です。
 ですから、いかにそこのところを、みんなで何かをやるというためだけではなくて、それぞれがそれぞれの目的で個人的にも使いながらも、気持ちよく共用スペースを維持していくということは、これは一番本当に重要なことなんですね。
 そこで、二つ義務的な、彼らが決めたことがあります。今、一週間三回の夕食を五週間ぐらいで、一か月に一度は担おうという、料理を作ることですね、片付けたり、コモン。一週間三回の夕食、共同化やっているんですが、それを担うのは、作ったり片付けたりするのを一か月に一度は担いましょうということが一つ。それから、共用部分のお掃除、それをやはり一か月に一度ぐらい分担が回ってくる。その二つについては義務的なことですと、ここの暮らしでは。
 あとは、たくさんいろんな活動グループがありますが、それは自分の関心のある、庭づくりとかインテリアの整備とか、あるいは図書コーナーの整備とか、自分の関心のあることをやるということになっています。
 それで、三年目の調査を見ますと、やはり彼らが非常に満足しているのは、一つはコモンミールがあるということ、一週間に三回でも夕食がある。子育て期の人はやはり非常に助かる、家事の合理化ということもあって。高齢者の方は、おいしいと言ってもらえる、大変生きがいみたいなものにもなっているという意味で、大変そういう暮らしの価値みたいなものを彼らがやっぱり認識しているわけですね。
 そういうところで、だれがコモンスペースをだれよりも使っている、自分は余り忙しいから使えないからその部分の共益費的なものを問題だという問題は今のところ出ていません。
 ただ、やっぱり高齢期になってきまして、みんなと同じようにそれが担えなくなってくる、ちょっとしんどいということがやはり意見として出てきます。ですから、今後やはり問題が出てくるだろうというふうに思います。
 最初の御質問、よろしいでしょうか。やはり生活の価値、自分自身にとってのそこに暮らすことの価値をもっと感じられる、そのためには、担うというか、あるいはそれは経済的に負担する、そういうことも共用化されている、共有化されているということが大枠にあります。

発言情報

speech_id: 116614534X00420070425_018

発言者: 小谷部育子

speaker_id: 766

日付: 2007-04-25

院: 参議院

会議名: 少子高齢社会に関する調査会