佐々木誠造の発言 (少子高齢社会に関する調査会)
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○参考人(佐々木誠造君) 中原先生にお答えいたします。
空き家率とそれから私ども住替えバンクの関係ということだと思うんですが、実は平成十七年の調査によりますと、空き家率が非常に高いのは、この資料にも書いておいたんですけれども、中心市街地から連檐する外側、近い外側に比較的多いということが分かりました。それからもう一つは、郊外の住宅団地、これは県でやった、住宅供給公社がやった団地ですけど、これは三十年以上たっている団地。ここについてもやはり空き家が出てきた。それは原因がそれぞれでございます。
つまり、周縁部の空き家についてはやっぱり核家族とかそういう状況が、人口が増えないのに核家族がどんどん進むという状態で、やっぱり親と別々に住むというふうな形。そして、そのうち親が年いってきた、あるいは空き家になるという形になって出てきているもの、これが結構多いと思うんですね。
それから、郊外の住宅団地の場合は、子育て終わって、ローンも終わって、やはりこれから雪が大変だと、それで街なかに出てくるという、中心部に出てくるような形で空き家が増えるという傾向もございます。したがって、それは原因は別々でございます。
今私どもが住替えバンクをやろうとしているのは、郊外の高齢者が町に下りてきて、そして空き家になったところ、これについてはまず優先的にやろう。それから、空き家にする前に、まず郊外から行きたいんだけれども、資金難とか、それから現在の家をほったらかすわけにいかないから下りていけないとか、そういったようなものを、住み替えのための住宅バンクをつくろう、こういうのがまず最優先でやろうとしております。
したがって、街なかの周縁部の空き家については、これは別個の方法でこれから考えていかなくちゃいかぬ、こう実は思っておりまして、それは第二弾というふうに実は考えたいと思っております。
その際にはやっぱり、さっきちょっとお話ししましたようにリフォームですね、リフォームに対して何かしらの助成をしていかないと、やっぱり新しく住む方は使いっ放しのところにはなかなか意欲がわかない。いかにリフォームして、若い人は若い人向きに住み心地いいようにしてあげるかということでないと回っていかないと思うんですね。ですから、それがやっぱり大変大事かな。だから、バンクと一緒に、そのリフォームをすることに対する応援を、これを何とかできないかなということを実は考えております。それが第一点。
それから、第二点の準工業とそれからミッド、アウターの関係です。これは直接は関係しないんですが、アウターはほとんど調整区域と考えていただいていいんですけど、準工業地域というのは市街化地域内にございます。青森市だけで八百二十ヘクタールぐらいございますんですけど、これは実は開発行為は何でもできるという非常に緩やかな部分になっておりますので、これにいわゆる大型の集客施設、ナショナルブランドの、これがどかどかどかどかっとできますとやはり町が廃れてしまうということで、この準工業地域については実は私どもは一万平米以上の大型集客施設は造れないという都市計画決定をしてしまってございます。したがって、これからはそういうことは起きないわけですが、そういうことを、これは実はミッド地区に一番多いですけど、ミッド以外にもあるんですが、アウターにはほとんどないという状況でございます。
この都市マスタープランと必ずしもイコールではないんですが、ちょっと重なったり外れたりしているんですけど、そういう関係がございます、準工業は。
それから、港とインナーとの関係ですけど、これは、青森市は正に港からできた町でございます。青函連絡船がなくなった後、港が寂れていたんですけども、これを今度は大型クルーズができる埠頭を造ったり、それから観光施設を造ったり、そういう形でウオーターフロントをうまく利用しようということになってきまして、幸いにして青森の港は中心市街地とぴったりくっ付いているという位置にございます。したがって、これは非常に好都合であるというふうなことで、港とウオーターフロントとそれから中心市街地と一体にして、駅もくっ付いていますので、それであの中心市街地の再活性化計画を作っているという状況でございまして、やはり海はフルに使っていこうという構えで今おります。