岡田広の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)

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○岡田広君 自由民主党の岡田広です。
 今日は、下村、三浦参考人、本当にありがとうございました。
 このODAにつきましては、過日、新聞でこんな記事が載っていました。「ODAで揺れる政府 国際公約守り倍増か 骨太方針通り削減か」という見出しで記事が載っていたわけでありますけれども、これについては、二〇〇五年のサミットやアジア・アフリカ首脳会議の中で、日本のODAを増額するという小泉総理がスピーチをなされました。この国際公約と歳出削減を目指す基本方針の間で政府が揺れているという、こういうことがマスコミに書かれていたわけでありますが、私は、ODAにつきましては、昨年、ASEANプラス3の労働大臣会議に大臣の代理で出席をさせていただきました。そしてまた、エクアドルのODAで病院建設の現場も視察をさせていただきまして、私は小泉総理の考え方に共鳴するものであります。
 このODAにつきましては、両参考人の御説明の中にもありましたように、昨年、官邸に海外経済協力会議、そして外務省に国際協力企画立案本部が設置されまして、国際協力機構はJICA、ODA業務の一元的実施機関とする法改正も行われました。新JICA発足は来年の十月の予定と伺っております。ODAをより戦略的、効率的に実施するための改革が進められた年が昨年であったんではないかなと思っています。
 そしてまた、来年も大変我が国のODA政策にとっては重要な年であると、そう思っています。途上国支援の在り方も主要テーマの一つになるであろうと思われます先進国首脳会議が我が国で開催をされるということです。議長国としてのリーダーシップが求められることとなり、さらに、我が国が主導して五年に一度開催をしてきたアフリカ開発会議がちょうど開催される年でもあり、冒頭述べました新JICAの発足に当たる年でもあるということで、そういう環境の中でこの参議院において両参考人をお招きしてODAの在り方を聞き議論をするということは、大変時宜を得たものであると私は冒頭申し上げたいと、そう思っております。
 限られた時間の中でありますから、何点か下村、三浦両参考人にお尋ねをしたいと思います。
 第一点は、日中韓の援助戦略対話の必要性ということです。
 これは、三浦参考人の連携型援助というこの研究会報告書も読ませていただきまして、大変すばらしいものがあるというふうに感動をしたわけであります。今日の我が国の厳しい財政状況を考えるときに、先ほど申し上げましたように、骨太方針どおり削減かという、こういう考え方もあるわけであります。そういう中で私は、これから単独で援助を行うんではなくして、関係国と連携をしながら効果的な支援を行っていくべきとの考え方に賛同をするものであります。ASEAN諸国間の格差を縮小させ統合を深化させる方向への支援として、ASEAN原加盟国のシンガポールあるいはタイ、マレーシアなど、ASEAN統合で利益を得る韓国とか台湾と連携して、ベトナム、ラオス等のASEAN新規加盟国への援助を行うという考え方は大変興味深いものがあります。
 更に言えば、私は中国との連携をしっかりと考えるべきではないかと思うわけであります。我が国と中国がASEAN諸国に影響力を行使しようとして競合する形で援助を行うということは、ASEAN諸国にとっても不幸なことであるというふうに考えております。韓国も含めて、日中韓で東アジアにおける包括的な地域援助の在り方について戦略対話のようなものを行ってはどうかと、そういうことを考えているわけであります。
 冒頭申し上げましたように、昨年、ASEANプラス3の労働大臣会議に出席をさしていただいてASEANのそれぞれの国の大臣や労働大臣と話したときに、これからはASEANの一つ一つの国ではなくしてASEAN全体で、世界の中のアジアという中で生きていかなきゃならないと、そのためには日本と中国が仲よくしてもらいたい、そして日本と中国と韓国と共同してASEANを引っ張ってもらいたいという意見がどの国の大臣、副大臣からもあったことが、私のASEANプラス3の労働大臣会議に出席した最大の感想であったわけでありますけれども、この考え方につきまして是非両参考人から御意見を賜りたいと思います。

発言情報

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発言者: 岡田広

speaker_id: 18211

日付: 2007-02-22

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等に関する特別委員会