佐藤昭郎の発言 (日本国憲法に関する調査特別委員会)

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○佐藤昭郎君 よく分かりました。
 今度の発議者がお出しになった法案で、今のこれ、附則の二法制上の措置、四の公務員の政治的行為の制限に関する検討、五の憲法改正問題についての国民投票、私、この附則は極めて大事であるし、今のお話聞きましてぎりぎりのラインじゃないかなと、こんなふうに改めて思った次第であります。
 さあ、あと時間が少なくなってまいりましたが、若干個別の論点にちょっと触れて終わりたいと思うんですけれども、急に出てきた想定外の項目がこの最低投票率。今までの、るる伺ってまいりました民主党の案にもなかったし、議事録読みますと、民主党さんの発議者自身がこれ否定的な見解を述べられておられたんで多分皆さんも安心しておられたと思うか、解決済みの問題だと思っておられたのが急に出てきたんでね。ただ、今度の委員会でこれ象徴的に取り上げられているんで、私もちょっと調べさしていただきました。
 それで、一体、この最低投票率について国民の八割が必要としているというのがよく議員の中からも出るんですけど、一体その根拠は何だということでちょっと調べさせていただいたんですけど、アンケート調査というのは二つしかないんですね、これ。四月十四日の朝日新聞と四月二十三日の毎日新聞の「日本のスイッチ」というところなんですね。
 これ、朝日新聞の世論調査をこれ見せていただきましたが、これ、内閣の支持率、首相がだれ、支持率からどの政党が出るかということに続いて、二問、憲法について出てきまして、最初は、憲法改正の国民投票手続を今回、今国会に成立させることは反対ですか賛成ですかと言って、次に、直ちに、衆議院で可決された国民投票法案では、有効投票の過半数の賛成があれば、投票率の高い低いにかかわりなく憲法改正が成立します、憲法改正が成立するためには投票率が一定の水準を上回る必要があると思いますかという、こういう設問なんですね。必要がある、その必要がないの二者択一があって、ここで七九%が出たということで、この八割の国民が最低投票率が必要だということで、朝日新聞は見出しをどんと作ったんですけれども。
 よく考えると、これは極めて国民にとって分かりにくい実は設問じゃなかったろうかというふうに思います。やはり国民投票法案の最低投票率というものを問うのであれば、国民投票法案の様々な持っている分野、そしてこの最低投票率というものを、先ほど、衆議院で与野党の中に入っていないということは、逆に言うと、船田議員もおっしゃっていたように投票率を上げる、ほかの広報とかいろんなもので投票率を上げることが基本ではないかとか。この最低投票率を定めた場合のデメリット、あるいはこれ、国会議員の衆参の三分の二の発議でもって国民投票は動き出すという、この三分の二の国会議員の同意、こういったもろもろの要素を併せて私は国民に問わないと、最低投票率だけ、高い方がいいですか、低い方がいい、あった方がいいですか、やるという答えが出るというので、ちょっと国民をミスリードするんではないかと、こんなふうに思っております。
 それから、毎日新聞の世論調査というのは、この日本のスイッチというので、携帯電話で取るんですね。憲法改正の国民投票、これ、いろんなのが毎週何か八項目ぐらいやるんですな、二番目に出てきて、憲法改正の国民投票、低投票率なら無効でいいと書いて、思う、思わないという二者択一なんですね。憲法改正の国民投票、低投票率なら無効でいいと思うというのが七四%、思わないというのが二六%なんですね。そして、ずっと来て八番目には、牛乳を温めてできる膜ってどちらかといえば好きか嫌いかとか、こんなことに併せて実は日本のスイッチというのを取られて、見出しは憲法改正、低投票率なら無効にと、国民は思っているということで、こういう記事がたくさん出ているわけですけれども。
 こういった分野に対して、実はアンケートを取ったのが一つしかない。国民投票そのものに対してですよ。これはなかなか、国民投票制度というものに対して国民にPRしていくのは今の時代難しいと思うんですけれども、やっぱり世論がこうだと、アンケートがこうだということに関して、手はないのかという感じがするわけですが、ここら辺、国民投票制度に対するもの、国民に対する普及というか、そういうものに関しては何か思っておられることありますか。直接ではないかもしれませんが。

発言情報

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発言者: 佐藤昭郎

speaker_id: 18173

日付: 2007-04-26

院: 参議院

会議名: 日本国憲法に関する調査特別委員会