長島昭久の発言 (国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会)

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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。
 ただいまの時刻が十一月の一日の午後二時二十五分であります。あと十時間足らずで現行法の期限がやってまいりまして、そして石破防衛大臣は、インド洋に展開をしている我が国の海上自衛隊の護衛艦と補給艦に対して撤収命令を下さざるを得ない、こういうお立場だろうというふうに思います。
 我が国のインド洋における海上補給、洋上補給活動、今をさかのぼるところ六年前、平成十三年の十二月二日から開始されてきたというふうに認識をしております。この六年間に世界の十一カ国に水と油の供給を続けてまいりました。合計で四十九万キロリットル、七百九十四回の補給をしてきた。二十九日ですか、パキスタンに最後の補給をした、こういうことでございます。
 私も民主党の一員でありますから、この補給活動について多くの同僚議員が非常に懸念を持ってきた、そして、防衛省の対応によって、このとうといとうとい、海上自衛隊の皆さんが懸命に努力をしてきたその活動に傷がついてしまったということは、本当に不幸なことだったと思います。しかし、フェアに考えてみて、この補給活動を続けてこられた海上自衛隊の皆さんには、国民の一人として、深く敬意と感謝を申し上げなければならないと思っております。
 と同時に、この補給活動を中断すること、この六年間やってきた活動をここで中断せざるを得ないこと、これが必ずしも国益のプラスになる、そう思わない議員も我が党の中にはたくさんいます。このことは申し上げておかなければなりません。しかし、一方で、今まで海外に自衛隊を派遣する際に、国連の決議というものが一つ大きくメルクマールとして日本の安全保障法制度の中で議論されてきた、非常に重んじられてきた、このこともまた事実だと思うんですね。
 私は、実は、我が党内の部門会議の際にも、外務省あるいは防衛省からいろいろ説明をしていただいているその中で、本当にこの補給活動を継続したいのであれば政府としてもう少し工夫のしようがあるんではないですか、こういうことを申し上げてきたことがあるんです。
 一つは、先ほど来私の同僚議員が指摘をしているように、そして、先ほど石破防衛大臣も、その当時は一議員として自民党の中でそのように主張されたというお話でしたけれども、八月の上旬から国会を開いてそのままきちんと議論していれば、お盆返上できちんと議論していればこんな事態には立ち至らなかった、これもまた事実だと思うんですね。ここの怠慢の部分を、私は今ここであげつらって指摘しようと思ってはおりません。
 私がこれまでずっと、これは通告しておりません、私の単なる浅知恵でありますけれども、私は、今この給油活動に国連の授権がないということが、もし仮に、我が党の同僚あるいは野党の中で、この法案に賛成できない、この給油の継続に賛成できない重要なポイントであるならば、政府は、それを満たすような条件を整えるように努力するべきだったと思っているんです。
 私は、ただそうすべきだと抽象的に申し上げているわけではありません。一つアイデアを申し上げます。
 ISAFという活動がありますね。これは、アフガニスタンの本土の国内の治安維持、治安の改善に対して三十七カ国の軍隊が協力活動をしております。そして、このISAFは、一番最初に設立をされたのが二〇〇一年の十二月の二十日であります。国連決議一三八六、これによって創設をされました。
 しかし、そのときはカブールだけやっていろと。NATOが中心になってこのISAFをつくりましたけれども、カブールそしてカブールのその周辺だけ、それが管轄地域でした。しかしその後、このISAFは、二〇〇三年の八月にNATOがその指揮権をドイツとオランダから継承して以来、まず北部、そして西部、そして南部、東部と管轄地域を拡大してきているんですね。
 それは、二〇〇三年の十月に安保理決議一五一〇というものが採択をされまして、この一五一〇によって、ISAFの活動範囲をカブール及びその周辺地域の外まで拡大することが決定したんです。その決定に基づいて北、西、南、東へと展開したんですね。これがISAFの展開の過程であります。
 そこで、私の提案は、このISAFの活動というのは何のためにあるか。これはアフガニスタンの治安の安定のためにある。では、我々が今まで六年間給油活動を続けてきましたこのOEF・MIOという活動は、陸上における治安の安定に全く関係ないかというと、そうではないですね。
 この前、政府が、何か諸外国のひんしゅくを買って、決議一七七六というISAF一年延長の決議の中に、あたかもOEF・MIOのミッションが国連のお墨つきを得たかのような、そんな決議をおとりになりました。その努力は多としましょう。しかし、いま一歩、三歩、十歩足りないんです。
 私の提案は、このISAFの陸上における展開が終わった、そして洋上のMIOミッションというのがもしこのアフガニスタンの安定化に資するというのであれば、ISAFの管轄地域を洋上に展開するというアイデアも私はあってもいいんじゃないかと思うんですね。
 現に、町村官房長官は、これは参議院の予算委員会でこうおっしゃっています。テロリストの移動であるとか、あるいはそれを支える資金とか麻薬とか等々の動きを海上で阻止するということがすなわち陸上の活動、テロリストのさまざまな活動あるいは復興活動というものをいわば下支えしている、海の方から下支えする、そういう活動なんだろうなという意味で大きな意義を持っている。私も大賛成です。
 ぜひ、外務大臣、これは新しい国連決議をとる必要があるのかないのか、ここは事務方に伺いたいところでありますが、仮に新しい国連決議が必要ならば、それをとるような国連外交を展開していただきたい、これが一点。
 このISAFが北から西、東、南に展開するときに、一々新しい国連決議をとっていません。ということは、もしかしたら、NATOときちんと交渉すれば、NATOがきちっとそういう、あ、そうだね、考えてみたら、今までOEF・MIOでやってきたけれども、日本がやっている、あるいは十一カ国でも頑張ってやっているその海の活動というのは、陸上におけるISAFの活動と関係あるねということで、もしISAF・MIOというくくりができたならば、恐らく、多くの我が党の同僚議員も、代表を含め、納得していただけるんではないだろうか、私はそういう期待を持っています。
 いかがでしょうか、外務大臣。

発言情報

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発言者: 長島昭久

speaker_id: 29241

日付: 2007-11-01

院: 衆議院

会議名: 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会