北神圭朗の発言 (経済産業委員会)
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○北神委員 そこはまさに私も考えが一緒でありまして、今まで、大臣も多分参加されている総合科学技術会議の中で、さっき申し上げた八つの戦略分野みたいなものがある。話によると、どうもことしぐらいから、漠然と基礎研究に投資をするんじゃなくて、さっき申し上げた八つの分野に割と限定して、限定というか別枠で、そういったところに集中的に投資をするという話も出てくるらしいんですが、そこの基礎研究の部分ではちゃんとやっていると思うんですね。果たして、明確に経済成長戦略として経済産業省を中心に政府がこれをリードすることに、連携が余りはっきりしていない。
というのは、経済成長戦略を読んでも、なかなかはっきりとこの分野で勝負するんだということが書かれていない。これは、役人の立場からすれば、余りそういう責任を負いたくないということがあるのかもしれないです。
要するに、余りこの分野だと言って、もしかしたらそれが外れたりしたり、あるいは実際そんなに伸びなかったとか、あるいは余り国際競争力を持てなかったとか、そういったリスクがあるのも確かだし、大臣もおっしゃったように、私の意見では、間違った小さな政府論というものがまかり通っていて、そもそも国家がそういう産業戦略なんかすべきではないという考え方もある、そういう批判をされるおそれもあると。
そういう意味でちゅうちょされているのかなというふうに思うんですが、ぜひ、そういう分野、まさにおっしゃるように政治家や官僚だけじゃなくて、まさにヤング・プランなんかは、たしか民間の会社の社長さん、ヤングさん、その人が民間の英知を結集して、それをレーガン時代に取りまとめたということでありますので、そういうことを大々的にやはりやらないといけないというふうに思います。
これは、これから本当に日本の経済も非常に厳しい時代に入る。多分、いろいろ緊急対策の話も、自民党さんにもほかの党にも出てきているし、我が党にもそういう話も出てきておりますが、恐らく緊急という話ではない。かなり長期間、厳しい経済の失速あるいは減速という状況が出てくるというふうに思うんですが、緊急対策も大事ですが、やはりもう一度、経済成長戦略ももちろん安倍さんのときやりましたが、本格的にそういった産業戦略というものを打ち出すべきではないかと。
その際に、知財本部というのが内閣にあって、これは全省庁を統括することになっております。以前もこの委員会で私も申し上げました、知財本部があるのであれば、本当はその上に産業戦略本部というものが設置されるべきだと。
これはやはり全体、バイオとか医療とかは、厚生労働省にもかかわる、農水にもかかわる話もある、そして基礎研究でしたら文部科学省にもかかわる。これは経済産業省がリードして、例えば医薬品の治験の審査の迅速化についても、厚生労働省もっと早くしろと言っても、厚生労働省にしてみれば、経済産業省がまた相変わらず人の縄張りに入ってきて荒らしているだけだ、おれたちの権限を奪おうとしているとか、そういうおそれというか、実際そうだと思うんですよ。
そういう中で、本当は政府を挙げて産業戦略というものを立ち上げて、今私が申し上げているバイオ、IT、ナノテク、環境、これは今まで出てきた議論で、私も専門家じゃないので本当にここが日本が勝負できるところかわかりませんし、議論をどこまで尽くしたかもわかりませんが、もし尽くしていないのであれば、民間の人とか、英知を結集して、そういう会議を開いて、産業戦略でどの分野をこれから本当に日本として勝負していくのか。
さらに言えば、バイオとかITとか漠然とした枠組みだけじゃなくて、その中でも恐らく日本が本当に優位性の持てる、技術力のある部分とか、もっと細分化できると思うんですよね。もっと細分化して集中と選択を図って、国家を挙げて産業戦略に取り上げていくべきだというふうに思いますが、ぜひ大臣に、そういうことを実際に行動として打ち出していただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。