ルーク・ノエルの発言 (厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会)

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○ノエル参考人(通訳) ありがとうございます。
 最初の御質問ですが、地域下のレベルで移植のニーズを満たす善意の移植ツーリズム、この移植ツーリズムというのはある意味でトリビアルな考え方だと思います。
 その機能としては、国際的な形で移植のための臓器の調達が行われている。例えば、スカンジア・トランスプラントというのがありますし、ユーロ・トランスプラントというのもあります。これは西ヨーロッパ。スカンジアの方は北欧のものです。こういった移植患者が、サハラ以南のアフリカ、こういったところにはプログラムがありません。しかし、インドあるいはチュニジアなど西アフリカから移植が行われているということは、国際的な何かこういった交流があるということを示唆しています。
 ただ、結論として、二つの状況を回避したいと考えているのです。
 まず一つ。我々のイスタンブールの宣言、これは二つを回避しようと考えています。一つは、弱い個人がえじきとなること、搾取されることを防止するということです。移植の臓器の源となってしまうこと、搾取されてしまうことを防ぐということ。
 二つ目は、ゆがんだ形での配分ルールが国レベルで行われないようにするということ。つまり、移植目的で自国内で使われるべき臓器が、金銭的な利益を出す目的のために海外に対して売られてしまう、そういった状況を回避する、これが二点目であります。
 このような状況は支持すべきではありません。将来的にはバランスのとれた形で国際的な交流が、この国で、例えば近隣諸国で行われることがあるいは可能かもしれません。
 神経学的な死の基準に関しての御質問はよくわからなかったのですけれども、既に再生治療を一つの代替として考えているとおっしゃってくださいました。我々は、この進捗状況に関してはよく認識しております。しかし、それはまだ臨床試験レベルである。これはもっと大規模に証明しなくてはいけません。三十の角膜が自家製の再生治療の結果のもので代替されたとしても、この段階で、これが一般的に適用される解決策とは考えられないのです。長期的な転帰がなければなりませんし、このような治療に関連したリスクも見なくてはいけません。
 現在のところ、角膜移植は移植の中で最も古い形です。角膜移植は一九〇五年にまでさかのぼることができます。これはその有効性も証明されておりますし、低コストであるということも証明されています。コスト効率を考えなくてはいけないときは、これもやはり考慮しなくてはなりません。代替的な形でこの再生治療をする。これはまた、余り先進諸国でないような国にとっては再生医療はなかなか手が届かないものになります。
 潜在的な代替ということは承知しています。将来、人間の臓器のかわりにほかのものを使うということも代替として考えられているわけですが、そのためには証左が必要でありまして、まだまだそのような証左、エビデンスは収集できておりません。

発言情報

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発言者: ルーク・ノエル

speaker_id: 10933

日付: 2008-06-10

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会