西川京子の発言 (内閣委員会)

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○西川副大臣 ありがとうございます。
 まさに今委員がおっしゃいましたように、介護の問題というのは、厚生行政におきましても、医療と並んで最大テーマの一つということが言えると思います。
 介護保険制度というのがスタートした中で、最初、厚生労働省として思っていた以上の、倍ぐらいの必要度と財政の面もかかっているわけですけれども、そういう中で、確かに、今おっしゃったように、お年寄り御本人の意識調査をすると、実はやはり住みなれた場所で最期を迎えたいという方が圧倒的に多いんですね。しかし、大概の場合は、子供に迷惑をかけたくない、あるいは家族に迷惑をかけたくない、そういう思いの中で施設に入りたいという御意見を持っていらっしゃるお年寄りが多いのもまた事実でございます。
 ですから、その辺のところ、本音はどうなのか、そういうことも自分の身に引き比べて考えますと、これは大変複雑な問題でございまして、厚生労働省が一方的に施設がいい、地域がいいと決めかねることはあると思います。
 そういう中で、でも御本人の本当の意思に即したような介護ができれば本当は一番いいわけですから、厚生労働省の方向性としては、やはり地域でみとる、そのための地域支援センター、これを各市町村に全部つくりましたけれども、あらゆる皆さんのお悩みにこたえた中での便宜を図る、地域全体で支援する、そういう方向が実は望ましいんじゃないか、そういうものは出しております。
 しかし、現実に、重度の方、いろいろな方がいらっしゃる、御家族のお考えもある中で、施設整備ということも、またやはり大事なことだと私も思っております。
 今、厚生労働省で出している基本指針にのっとって、市町村で全体の介護の量をある程度把握する、きちんとした調査をいろいろかけています。きちんとした量を把握した中で、どの程度、施設介護がいいのか、地域サービスがいいのか、この辺のところはしっかり現実の要望にこたえた中で持っていきたい、そういう思いでおります。
 また、先生がおっしゃいました老人ホーム等の、いわゆるもうけ主義と言っては言い過ぎかもしれませんが、そういう会社経営などの有料老人ホームに関しては、十七年度に老人福祉法の改正をいたしまして、一時金の保全措置とか、重要事項を説明しなければいけないとか、立入検査権とか、きちんと担保した上で、そういうことをきちんとやっていくことが大事なんだろうと。
 ちょっと長くなって恐縮なんですが、きょうちょっと目にしたきのうの新聞に、ある実際の読者の方からの投書で、認知症のお母様を介護していて、自分は母子の関係がずっと元気なときから余りよくなかった、そのお母様の介護に週に三日通っているんだけれども、非常に苦痛だった、お母様の方もかたくなだった、そういう中で、いいところ、よかった思い出だけを思い出してみて、まずそのことに感謝する言葉を吐いてみたらどうですかというアドバイスをいただいて、その人がピアノを教えているんですが、お母様が音楽の教師だった、自分がピアノをできたのはやはり母のおかげだったということで、お母様にありがとうという言葉を言ったそうですね。そうしたら劇的にお母様の表情がやわらかくなって、それから一月ぐらいたつけれども、自分でも、自分で信じられないくらい母親に対する気持ちが変わったという話を、ちょっときょう読んだんですけれども。
 やはり家族で介護することの本質というのは忘れてはいけないような気がいたしまして、その中で先生の御要望等にいかにきちんと対応していくか、対処したいと思います。

発言情報

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発言者: 西川京子

speaker_id: 15059

日付: 2008-05-08

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会