渡辺喜美の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○渡辺国務大臣 増原委員には釈迦に説法でございますが、確かに御指摘のような、お値段のつかない証券化商品が出回ってしまっているという状況がございます。
レベル1、2、3という基準がございます。レベル1は時価のついているもの、これなどはいいんですね。レベル2はマーク・ツー・マトリックス、つまり類似価格商品ですから、これもある程度はわかる。しかし、レベル3となりますと、マーク・ツー・モデルでございますから、お値段が非常に確定しにくいという問題がございます。巨大複合金融機関の中には、ティア1、自己資本の倍以上もレベル3を抱えてしまっているというところもございます。したがって、こういう大問題を抱えているという現実があります。
一方、我が国金融機関はどうかといいますと、これは余り知られていないことなんでありますが、バーゼル2を先行実施しております。昨年の三月に実は実施を始めたところでございます。
これは三つの柱がございまして、第一の柱は、リスク計測の精緻化を図っている、第二の柱は、リスクに見合う適正な自己資本を維持する、第三の柱がリスクの管理状況を開示させるということでございます。
リスク計測の精緻化を図るというのは、例えば証券化商品でいきますと、リスクウエートが二〇%から一二五〇%、一〇〇%掛ける十二・五倍という基準でございますが、こうした新しいリスクウエートの導入などを通じまして、相当リスク管理が適切に行われてきたという経緯がございまして、けがの功名という状況もあったのであろうとは思いますけれども、今のところ損失は比較的軽微で済んでいるという状況でございます。
しかしながら、世界の金融資本市場の状況がこのような状況にございますので、さらに一段と警戒水準を高めていかなければならないと考えております。