鳩山邦夫の発言 (予算委員会)

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○鳩山国務大臣 富田先生のお話は非常に心に響くものがありますし、重く受けとめて、今後の私の頭の整理や考え方をまとめる場合に、有力な参考意見として使わせていただきたいというふうに思っております。
 要は、日本の刑事裁判というものが、大陸法のように、さまざまな捜査手段というのか、あるいは黙秘権を不利に判断するとか、あるいは司法取引とか、通信傍受のようなものとか、ありとあらゆる手段が認められていて、そのほとんどが日本では認められていない関係で、どうしても被疑者の取り調べというところに重点が行く。そのために、やり過ぎということが起きますと、氷見、志布志というような、あってはならない事件を生む。そこのところは私も十二分に理解をしている。
 それで、今先生が全部説明していただいたように、百七十件のいわば試行をやった。その中で四件、DVDが裁判で使われた。今おっしゃったように、まあ自白の任意性はわかるけれども、余りこのDVDを過大評価はできないなというふうに一件は言われた。一件は、逆に自白の任意性の根拠にならないという判断がされた。
 そういった意味で言うと、DVDの内容というのは、検察側は任意性の証明のために使おうと思っても、出てきた作品としてのDVDは意外と中立性を持った中正的なものになっているということがわかるわけでございます。
 ですから、今後の刑事手続あるいは裁判においてこうしたものをどう使っていくかというのは、大変難しい問題でございますが、少なくとも、今はわずか百七十件ですが、機材を整備いたしまして、これからは、もっともっとやっていこうということでございます。
 問題は、この間も御答弁申し上げましたが、全面的にやる、警察の逮捕のときから、最初から全部やるということになった場合には、この間いろいろ申し上げたように、かえって演技をするんじゃないか、そもそもしゃべれなくなってしまうのではないか、あるいは、非常に聞き出しにくいことが全く聞き出せなくなる、組織犯罪のときに共犯とか指示、指令みたいなものについて言わなくなるとか、さまざまなことが考えられるものですから、判断は今のところ慎重にいたしておりますが、先生の有力な御意見をこれから胸にしまって、いろいろ検討いたします。
    〔委員長退席、遠藤(利)委員長代理着席〕

発言情報

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発言者: 鳩山邦夫

speaker_id: 8950

日付: 2008-02-15

院: 衆議院

会議名: 予算委員会