井上義久の発言 (予算委員会)

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○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。
 初めに、福田総理に御質問したいというふうに思います。
 実は、先週の土日でございますけれども、福島県のいわき市、それから岩手県の大船渡市、釜石市に行ってまいりました。いずれも県都から車で一時間半から二時間半かかるところでございまして、いわゆる常磐道、三陸道の計画がされているところでございます。
 市長さん初め地域の方々ともさまざま懇談をしてまいりましたけれども、やはり何といっても地域活性化や防災という観点から、あるいは救急医療という観点から、道路を整備してもらいたい、そういう要望が非常に強く出されまして、道路に対するニーズは非常に高い、このように改めて実感したわけでございます。
 特に、釜石に参りましたら、地域の代表の方々と懇談をしたんですけれども、救急医療という観点で、我々にとっては道路は命の道路だ、ぜひ整備をしてもらいたい、無駄な道路と言われると胸が痛む、そういうこともおっしゃっておりました。
 帰りまして、実際、救急医療へのアクセスということについて現状がどうなのかなということでちょっと調べてまいりました。
 この表にありますように、これは私の地元の東北地方における救急医療機関へのアクセスの問題なんです。いわゆる三次救急ですね、心筋梗塞とか脳卒中とか、一刻を争う重危篤救急患者の救命医療を担当する施設でございますけれども、この下のグラフでもわかりますように、三十分以内だと五〇%の救命率、一時間を超えるともう亡くなる。東北地方全体で三次救急医療施設に六十分で到達できない市町村、上の表でございますけれども、黄色いのが通常期、それから東北特有でございますけれども、ブルーのところが冬期ということでございますが、通常のときでも約四割の市町村が一時間以内で到達できない、冬期になりますと六割の地域が到達できない。これが現状でございまして、そういう人たちから見ると、まさに道路というのは命の道路、こういうふうに言えるんじゃないかなというふうに思います。
 そういう観点から、ぜひ道路整備はしてもらいたい、したがって道路特定財源は維持をしてもらいたい、こういう皆さんの要望でございました。
 しかし一方で、ガソリンが非常に高騰しているということもあって、特に、公共交通機関がなくて車に頼らざるを得ないという生活をしている地域の皆さんにとっては、ガソリン高騰が日常生活を圧迫している、さらには中小企業の経営にも大きな影響を与えているということで、何とかこの暫定税率、暫定と言っているんだから引き下げてもらいたい、こういう要望も非常に強いわけです。
 そういう中で、今回、十年間の道路整備計画とその財源確保のための暫定税率の延長ということを政府・与党として決めたわけでございまして、我々にとってもかなり厳しい決断でございました。
 政府として、こういう決断をした基本的な考え方というものを、やはり、せっかくの機会でございますから、国民にきちっと説明する必要があるんじゃないか、理解していただく必要があるんじゃないか、このように思いますので、この点について総理の基本的な考え方というものをまずお示しいただきたい、このように思います。

発言情報

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発言者: 井上義久

speaker_id: 22502

日付: 2008-02-21

院: 衆議院

会議名: 予算委員会