石破茂の発言 (予算委員会)

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○石破国務大臣 これは、二十二年前に委員も私も国会議員になって以来、いろいろな議論をいろいろな場所でさせていただきました。今後ともさせていただきたいと思いますし、委員は私よりも前に防衛の、政府の役職をお務めでありました。私よりもはるかに御案内のことも多くございます。
 委員がよくおっしゃいますように、信なくば立たずということをよく徹底しなければいけないと思っております。それが精神論だけではなくて、江田島にあります五省のようなことが一人一人に徹底をされているかどうかも考えていかなければなりません。一人一人を大事にするということ、海軍以来のよき伝統、あしきものはともかくとして、よき伝統というものがきちんと受け継がれているか。しかし、日本海軍だって、すべてが正しかったわけではない、反省しなければいけない点もたくさんある。むしろ反省しなければいけない点の方を、今の海上自衛隊にもちゃんと反映されているかどうかも見ていかねばならないと思います。
 もう一つ、また機会があれば委員と議論をさせていただきたいのですが、ここ数年といいますか、冷戦終了後、安全保障環境が大きく変わったということはいつも申し上げておるところでございます。例えば、海上警備行動というものが発令をされた、インド洋で補給活動がずっと長きにわたって続いている。そういうふうに、非常に環境が変わり、海上自衛隊の任務というものも、実オペレーションというものはふえていったということが一つある。
 もう一つは、急速なハイテク化というものでございます。きのうも船に乗って改めて思ったのですが、まさしくコンピューターの塊になっているわけですね。省力化はどんどん進んでいく、船はコンピューターの塊になっていく、人員はふえないということがある。そこに加えて、ミサイル防衛というまさしくハイテクの極致みたいなものが出てきた。そうすると、新しいものが入ってくるたびに訓練訓練、教育教育。そしてまた、新しい任務がふえるために法律が変わり、そしていろいろな規則が変わっていく。人員はふえないが、物すごく負担はふえているのかもしれない。私は、それをエクスキューズにするつもりは全くないんです。全くないんですが、足らぬ足らぬは工夫が足らぬみたいな話で本当にいいのだろうかという思いもございます。ここは国会においても御議論をいただきたいことだと思っております。
 私は、隊員たちに緩みとかたるみとかそういうものがないかどうかは見ねばならぬ、しかし同時に、足らぬ足らぬは工夫が足らぬとかいう話ではなくて、本当に、人員と与えられている任務とそしてその負担、そのことは私どもコントロールする側としてもきちんと見なければならないことだ。私は、防衛省をお預かりする者として痛切にそのように思っておるところでございます。

発言情報

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発言者: 石破茂

speaker_id: 20757

日付: 2008-02-29

院: 衆議院

会議名: 予算委員会