福田康夫の発言 (予算委員会)
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○福田内閣総理大臣 まず最初に申し上げなければいけない、このたび、海上自衛艦の事故により吉清治夫さんと哲大さんお二人を遭難させてしまった、このことについて、政府として大変重く、そして責任の大きさ、そういうことを感じておるところでございまして、このことで吉清さんお二人、そしてまた御家族、御関係の皆さんに本当に申しわけない、こういう気持ちを申し上げたいと思います。
海上自衛艦の海上事故ということでございまして、これは事故でございますから、今、原因究明、捜査をしているという段階でございますけれども、しかし、まずは国民の生命財産を守らなければいけない、そういう立場であるということ、そしてまた海上交通の専門家であり、言ってみればプロ中のプロ、そういう立場の海上自衛艦で起こした事故ということでありますので、これはまことに申し開きのできないことだというように思っております。このことによって、国民の皆様に、本当に日本の自衛隊大丈夫なのか、こういう御心配をおかけする、これはとても大きな問題であるというように考えております。
私は、このことについては、もちろん原因究明、今、捜査を全力でやっている最中でありますけれども、原因究明をあわせて行い、そして、毎度繰り返すようなことで恐縮でございますけれども、再発防止に全力を挙げるということが必要だと思っております。
そして、この事故は、吉清さん親子お二人のこと、遭難のことだけにとどめてはいけないんだと思います。そういうことでなくて、国民全体の安全を守るために自衛隊そして防衛省がどうあるべきかということをここでよく考えて、再出発してもらいたいと思っております。
そのために、今回の事故を大いに反省し、そして、ただいま防衛省の改革会議というものを行っておりますけれども、この中でもこの原因等について十分論議し、そして、防衛省において昨年来いろいろと問題が生じておりますけれども、そういう問題が再び起こらないような、そして真に国民から信頼を受けられるような、そういう自衛隊にそして防衛省に生まれ変わってほしいな、こういう思いでございます。
また、そのために、私も、今回の事故の責任者でありますので、その責任者としてしっかりとこの問題に対応し、そして防衛省・自衛隊改革に全力を挙げてまいりたいと思います。
再び申し上げますけれども、このようなことを起こして、そして国民の皆様方に大変御迷惑をおかけいたし、また不安な気持ちを抱かせてしまったということを本当に重く受けとめております。また同時に、治夫さん、まだ五十代の働き盛りであったということでありまして、こういう方を亡くしてしまった、そしてまた哲大さんはまだまだ二十代、若い青年でございます。有為の青年であります。みんなから好かれていらしたということであります。本当に、漁業という仕事をこれから続けていく、こういう気持ちを強く持っておられたという話を伺いまして、貴重な人材を遭難させてしまった、お二人に対して本当に申しわけないというように思いますと同時に、御家族にもおわびを申し上げたいと思っております。