榛葉賀津也の発言 (議院運営委員会)

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○榛葉賀津也君 本国会同意人事案件について、民主党・新緑風会・国民新・日本を代表し、意見を述べさせていただきます。
 まず、長年の懸案でありました国会同意人事案件の在り方について、今国会で西岡委員長を始めとする議院運営委員会関係者各位の御尽力により新たなルールが構築されたことにつきましては、高く評価するべきであると考えます。特に、衆参両院が同意人事案件に関して原則として同時に手続を行うこと、議院運営委員会の場で意見聴取が広く公開される形で行われることなどは、我が国の議会制民主主義にとりまして大変有意義な進歩であります。
 しかし、その一方で、本日の採決を迎えるまでの政府・与党側の対応が決して十分でなかったことに関しましては、誠に遺憾であると言わざるを得ません。
 我々は、明日十三日に任期満了を迎える宇宙開発委員会委員及び社会保険審査会委員長、そして、来週十九日に同じく任期満了を迎える日本銀行総裁及び副総裁の同意人事案件につきまして、一日も早く提示し、審査をする時間を十分確保するよう政府に対して求めてまいりましたが、先週末の三月七日になって初めて行われるという事態になったことは誠に不本意であります。
 また、同意人事案件の提示そのものが遅れた理由が野党側にあるかのように発言する政府の一員でない一部の与党幹部の姿勢は、同意人事を政治利用するものであり、公正な国会同意人事権を脅かすものであると言わざるを得ません。
 こうした問題に加え、以下の理由から、日本銀行総裁に武藤敏郎君を任命することに同意を与えるべきでないことを表明いたします。
 その理由は、第一に、過去五年間の金融政策は、金融緩和と超低金利を継続し、国民経済に負の影響をもたらしたことは否定できない。この間、副総裁として在任した武藤氏は、その責任の一端を担っていること。第二に、いわゆるバブル経済のさなかに旧大蔵省銀行局幹部として在任したほか、主計局次長、官房総務審議官、官房長を歴任するなど、まさに財務省そのものの人物であり、日本銀行の独立性が担保できない懸念があること。第三に、過去の財務省、大蔵省と日本銀行のたすき掛け人事の復活につながる人選は極力回避すべきであることなどであります。
 また、日本銀行副総裁に伊藤隆敏君を任命することにつきまして、通貨価値を守るという日本銀行の役割から見てふさわしいとは言えない面などがあり、よって、同意を与えるべきではないことを表明いたします。
 最後に、本日の議院運営委員会に対する与党側の姿勢について一言申し述べます。
 同意人事に関する人事案の国会への提示の責任は政府側にあります。明日にも任期満了を迎える同意人事案件が二件あり、また、政府・与党側こそが一刻も早い人事の同意を求める立場にあるにもかかわらず、自民党、公明党が本日の議院運営委員会を欠席するという行為は到底理解し難いものであります。
 以上、意見といたします。

発言情報

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発言者: 榛葉賀津也

speaker_id: 9438

日付: 2008-03-12

院: 参議院

会議名: 議院運営委員会