榛葉賀津也の発言 (議院運営委員会)
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○榛葉賀津也君 本国会同意人事案件について、会派を代表し、意見を述べさせていただきます。
まず初めに、本日、二度目の採決を迎えるまでの政府側の対応が改めて不十分であったことに遺憾の意を表さざるを得ません。
人事の任期が本日三月十九日と明らかになっていたにもかかわらず、政府からの提示は、任期切れのわずか一日前である昨日十八日でした。西岡議院運営委員長の異例の御配慮と各党会派の御理解により、同日中に委員会が開催され、候補者の所信聴取並びに質疑が実現いたしましたが、一日にも満たない時間で結論を出さざるを得ない状況は、新たに作られた同意人事のルールが十分に生かされたとは到底言うことができません。加えて、総裁が空席になって市場に悪影響が出れば野党の責任だ等の意見が政府・与党などから出されましたが、自らの責任を転嫁する主張であります。
問題の根源は、参議院、衆議院両院がそろって同意できる人事案をこれまで提示できなかった政府、つまりは内閣総理大臣の指導力のなさにこそあり、急激に進む円高や株安への一刻も早い対応が求められているにもかかわらず事態がここまで混乱したことは、現内閣の緊張感や危機管理能力の欠如が露呈したにほかなりません。
こうした問題に加え、以下の理由から、日本銀行総裁に田波耕治君を任命することに同意を与えるべきではないことを表明いたします。
その理由は、第一に、平成十年当時の、いわゆる金融危機の際の大蔵事務次官であり、金融破綻や貸し渋り等による経済の混乱に対する責任の一端を担っていること。第二に、田波氏の経歴等を照査する限り、金融に関する専門性が日本銀行総裁としては必ずしも十分ではないと思われることに加え、武藤氏に続いて、同じく旧大蔵省事務次官であった田波氏を指名したことは、まさにたすき掛け人事ありきそのものであり、本来あるべき適切な日銀人事とは言い難いことなどであります。
以上、意見といたします。