白川方明の発言 (議院運営委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(白川方明君) この一か月間、私に起きました環境の変化については戸惑っておりました。私、就任以来、総裁が空席という事態はこれ異例であると、この異例の事態を早く解消してほしいということを申し上げました。
今回、政府からお話がございましたときに、私自身考えましたことは、この空席の事態を早く解消する必要がある。そのときに、なぜそれを私が申し上げたかといいますと、中央銀行の機能というのはこれは非常に重要でございます。長く中央銀行に働きまして、そのことを身をもって体験し、訴え続けた人間が、いざこういうお話があったときにそれをお断りするということは、これは自分が逃げているなというふうに思いました。
そういう意味で、私自身、微力であることは承知しておりますけれども、しかし、仮にそうなった場合には、これは全力を挙げて総裁としての職務に取り組むという覚悟を決めたいというふうに思いました。
先ほど、西村副総裁それから渡辺候補とのチームワークということをお尋ねでございましたけれども、私、西村副総裁とは審議委員になる前から実は学者として尊敬しておりまして、いろいろ定期的に意見を私はお聞きしていました。渡辺候補についても、随分若いころから財務省と日本銀行という関係で、組織は違っておりましたけれども、仕事の上でのお付き合いを願っていまして、その人間性も含めて私、随分親しくさせていただいておりました。
私自身が微力であることは十分認識しておりますけれども、中央銀行の仕事は非常に幅広い仕事でございます。一人の人間ですべてをカバーすることはもとよりできないような、そういう仕事でございます。チームワークというのが非常に大事だと思っております。それは政策委員会全体、審議委員も含めてチームワークでございますし、それから執行部の三人という意味で、チームワークが非常に大事だというふうに思っております。
渡辺さんは、国際金融の面だけではございませんけれども、国際金融の面でも非常に幅広いネットワークを持ち、いろんな形で日本のために貢献されてきたという形で、国際金融の面では特に私、渡辺さんをこの仕事については尊敬申し上げておりますし、それから西村副総裁については、学問的、理論的な面で常に私に対して啓発をしてくださったという感じがいたします。この三人のチームでもってしっかり執行の任に当たっていきたいというふうに思っております。