白川方明の発言 (議院運営委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(白川方明君) 短い時間でお答えするのが大変難しい御質問でありますけれども、国民が物価を認識するのは、必ずしも物価指数ではなくて、国民が頻繁に買うもの、今でありますと例えばガソリンであったり、あるいは食料品であるということだと思います。で、このところ食料品が随分値上がりしておりまして、このことが国民の感じる物価というものが随分上がっているという結果になっているというふうに理解します。
ただ、物価全体見渡しますと、一方で上がっているものがありますけど、他方で電気製品を中心にこれは下がっているものもたくさんございます。指数全体として見ますと、いろんな取り方がございますけれども、直近の数字で前年比一%ということで、以前に比べますと上がっていますけれども、しかしどんどん上がるという状況ではないということでございます。
金融政策は、これ金利が一本でございますから、一つの政策でもってすべてを実現することはできませんもので、したがいまして、物価が全体として持続的に安定していくという状況を想定しながら金融政策、金利政策を運営していくということにならざるを得ないという気がいたします。
で、金融政策とは何かということですけれども、私は、金融政策という言葉の実は意味が多少広い意味と狭い意味と両方あって、時としてそれが両様の意味で使われているという感じがいたします。本来の金融政策は、これ英語でマネタリーポリシーと言いますけど、マネーに関する政策、つまり中央銀行はお金を発行して、このお金が安心して使える、つまり取付けが起こるというわけではない、金融システムが動揺するわけではない、そういう状況をつくるというのが第一の意味。それから二つ目が物価の安定という、この二つの意味であります。
金融システムの安定と物価の安定は、これは関連はしていますけれども、時として両者が違う動きを示すこともございます。そういう意味で金融政策は何なのかといいますと、お金の価値を守る仕事だというふうに思います。私自身は金融政策は非常に大事な仕事だというふうに思っていますけれども、別にこれ、趣味としているわけではございませんで、仕事の上ではこれをしっかり果たしていきたいということでございます。