鈴木英夫の発言 (経済産業委員会)
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○政府参考人(鈴木英夫君) お答え申し上げます。
ABLは、御案内のとおり、在庫などの動産、それから売掛債権などを担保とする融資制度でございまして、不動産担保や保証人に依存しない金融手法として非常に期待されているわけでございます。これは元々、平成十七年十月に動産譲渡登記制度が整備をされて、金融機関にとってやっと取り組みやすくなったというのが現状でございまして、まだ緒に就いたばかりと認識をしております。
融資実績につきましては、現在、このABLは、銀行のほかノンバンク、商社、リースなども取り扱っておりまして、実は正式な統計というのはございませんけれども、当省といたしましては主要な貸し手から聴取をいたしました。その結果は、現在のところ、特に動産を担保とした融資につきましては大体一千五百億円程度と見込んでおります。
実は、これは我が国企業の総借入残高のわずか〇・〇四%程度でございまして、まだまだ不十分だというふうに考えておりまして、経済産業省といたしましては、このABLの普及推進を図るために、先ほど委員の方から御指摘がございましたとおり、昨年八月に流動資産担保融資保証制度を創設をいたしましたり、今年三月には、ABL協会の支援も受けまして、適切なABLを推進するためのルールとしてのABLガイドラインの策定、そしてABL実務の手順や事例を集約したABLテキストの公表を行いました。また、ABL関係者を対象としたシンポジウムも開催をさせていただきましたところでございまして、今後ともABLの普及推進に向けて努めてまいる所存でございます。