神野直彦の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○参考人(神野直彦君) 夕張市の問題については多分先生の方がお詳しいかと思います。
 というのは、私が夕張市にタッチしていたのは産炭審のときでしたので、最後に産炭審が終わるときでした。夕張市、筑豊などの炭鉱を支えた市町村が自立できるようにということでお話をいろいろアドバイスなどをさせていただいたんですが、私の考えでは、というか私の見たときには夕張市は問題ないと。むしろ問題なのは、筑豊の産炭の町々の今後の自立の在り方に苦心をして、夕張の場合には炭鉱で働いている人々が既にもう十一万人いた人口がわずか一万幾らになっちゃっていましたので、身の丈に合ったサービスをしていけばいいので、そのときまでに発行していた地方債などを、基金がちゃんと準備されておりましたから、そこでその地方債などをきちっと整理しておけばできるはずだと確信をしていたんですね。後でちょっとびっくりしたのは、後でとんでもないことになっていたという事態が分かったんですけれども。
 今は市町村に大手の大銀行が貸すということは本来余りあり得ないことで、夕張の場合にそれが何が起きたのかというと、私の理解では、元々大銀行が夕張で行っていたホテルとかスキー場などの民間企業の事業に貸していたものを、それがうまくいかなくなったときにそれを市の方が引き受けて結果として入ってきているというふうに理解しておりますので、何か夕張市に対して大銀行が貸したということではないだろうというふうに思います。
 したがって、私の考えでは、普通、アメリカなどでも地方自治体の中には一つの事業、ガスしか供給しないとかというような地方自治体が幾つもあるんですけれども、事業を行っているものとそれから一般的なサービスを行っていることを明確に分けて、地方債も性格が全く違いますから、分けて考えなければならないだろうと思います。
 したがって、言いたいことは、銀行の貸し手責任といったときに、一般の地方公共団体の任務、使命を果たす、つまりお金もうけをしてはいけない領域で果たしている使命に対する銀行の責任と、それから三セクなどをつくってそこに貸し込んでいる責任とはちょっと別に考えないとまずいかなというのが今現在言えることで、状況その他については、今私が御説明したことが正しいかどうかというのは議員の方がちょっとよく御存じでないかと思います。私の聞いている情報ではそう理解しておりますので、そのように考えております。

発言情報

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発言者: 神野直彦

speaker_id: 25094

日付: 2008-02-20

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会