市川一朗の発言 (農林水産委員会)
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○市川一朗君 食料をめぐる世界情勢ということでありますとやっぱりWTOの問題になるわけなんですが、現在WTO交渉が行われているわけですけれども、我が国は世界に冠たる輸入大国、食料輸入大国であるにもかかわらず、輸出国からもっと自由化を進め輸入量を増加すべきであると何か責められているような実は印象があるんでございます。
第一次世界大戦、第二次世界大戦ともに発端は貿易問題であったと。そういう世界的反省の下にできたのがガットであり、その延長線上にあるのが現在のWTOでございますから、バランスの取れた貿易ルールの確立、この言葉は所信表明に入っていますが、このバランスの取れた貿易ルールの確立という世界の大きな流れに逆らうということは、我が国としては極めて難しいことは認めざるを得ないと思いますけれども、しかし、我が国の食料安全保障の観点に立ちますと、やはりどうしても譲れない一線はあると思うわけでございます。
しかし、今日はそれほど時間あるわけでもありませんし、また、時期的にはまた次のチャンスもあると思いますので、今日は譲れない一線があるということを述べるにとどめまして、そこのところ、そこから先の議論は今日はしないようにしておきたいと思います。私なぞはそう思っているということを大臣にお伝えしたいと思います。
それで、ちょっと話は少し飛びますけれども、今、先ほど来挙げてきている穀物の価格の高騰ということも含めまして、最近、輸出国の一部に穀物を中心にした輸出禁止の動きが見られるわけですよね。WTOでは日本の輸入の自由化についての議論はよく聞かれますが、この輸出国の輸出規制についてはどんな議論がされているのかなということなんですよね。もし輸出規制に対して何らかの有効な措置をとり得ないとすると、これは文字どおりバランスの取れた貿易ルールの確立にならないんじゃないかなと思うんですが、どうも輸出規制は簡単ではなさそうな気もするんです。
大臣、答えていただけますか。その辺、お願いしたいと思います。