吉村剛太郎の発言 (予算委員会)

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○吉村剛太郎君 おはようございます。自由民主党の吉村剛太郎でございます。
 二月の二十九日に衆議院の方から今委員長申されました三案が参議院の方に送付された次第でございます。本来ならば三月三日から審議に入る予定、腹積もりを私自身もしておりまして、三日間もここに座ったわけでございますが、残念ながら委員会が成立に及ばず、流れた次第でございます。
 しかし、その間、今日まで約十日間、委員長並びに与野党の理事の方々、また関連、つかさつかさの方々の努力によりまして今日こうやって審議に入ることができたと。それぞれのつかさつかさの与野党の方々に対しまして、その御労苦に対して心から敬意を表したいと、このように思う次第でございます。
 もちろん、審議時間も限られております。衆議院の方々の御配慮というのは、三十日間どうしても参議院の方で審議をしていただこうという気持ちであっただろうと、このように思っております。審議、衆議院の方は例年になく長い審議時間を取られました。しかし、参議院の方は量より質だと、質が濃い審議をすればそれなりに国民の方々も御納得いただけるだろうと、このように思う次第でございまして、私どもも一生懸命質問をさせていただきますが、閣僚の皆様もまた真摯な態度での御答弁をお願いしたいと。それを国民の皆様方の前に披瀝することによって、参議院は参議院らしい質疑ができたという御納得をいただけるものと、このように思う次第でございます。
 この十日間空転しましたのが、確かに空転と言われれば空転かもしれませんが、このような与野党のねじれ現象というのは今まで経験がございませんし、また想定もしていなかった。したがいまして、私はこの十日間が将来の我が国の議会制民主主義の熟成のための十日間だったと、このように持っていかなければならないと、このように思う次第でございまして、この十日間を無駄な十日間としてはならないと、本当にこれからの我が国の五十年、百年、議会制民主主義の熟成のための十日間ということにこれは我々が与野党一致協力して持っていかなければならないと、このように思う次第でございます。
 委員長並びに与野党の理事の方々、またつかさつかさの方々に心からその御配慮をお願いしまして質問に入りますが、その前に一つ、これは国民的な大きな悲しみでもあったわけでございますが、二月の十九日、あの千葉沖でイージス艦と漁船が衝突して、なおかつ今お二人の方が行方不明だということでございます。
 総理も自ら御家族の御自宅に訪問されましてお見舞いを申し上げられました。涙を流してというような報道でございまして、私もその光景をテレビで見まして、本当に悲しい思い、そして御家族の御心痛というものをまさに総理共々に共有したと、このように思っておりますし、私のみならず、あの光景を見られた全国民がそのような気持ちを持たれたんだろうと、このように思っておりまして、総理は本当にいち早くお見舞いに行かれたということ、大変意義あることだと、このように思う次第でございます。
 しかしながら、こういうことが二度と起こってはならないと、こう思います。したがいまして、今日も後ほどこの件についての御質問はさせていただきたいと、このように思うところでございますが、同時に、私はあの光景、また新聞、テレビの報道を見まして、あの御主人、体を壊されながらも海へ出ておられる、そして、それを助ける思いで息子さんが、余り今若者が行きたがらない漁という仕事に行かれたと。
 聞きますところ、あの息子さん、哲大さんというんですか、時々ホームレスの方々にお魚を提供されておったと、本当に優しい心根の方。その優しい心根というのがどこから生まれたんだろうかと。今、親が子供を殺す、子が親を殺す、また本当に忌まわしい事件、事犯がはんらんしておる中で、ああいう若者がいたと。そして、あの御家族の方々も、総理行かれたときに何か思いのたけを文書にしたためられたということ、そして組合の方々が仕事を投げ出して捜索に当たられたと。何か日本人が失われつつあるものがあそこに本当に悲しい中にもうかがえたと、このように思う次第でございます。
 総理、特に御自身、現地に赴かれました。質問の前に総理の心根の一端でもお聞かせいただければと、このように思います。

発言情報

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発言者: 吉村剛太郎

speaker_id: 408

日付: 2008-03-13

院: 参議院

会議名: 予算委員会