吉村剛太郎の発言 (予算委員会)
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○吉村剛太郎君 ありがとうございました。
ただいまの総理のお言葉、お気持ち、必ずやこのテレビを通して地元の方々に、そしてまた全国民に伝わっただろうと、このように思う次第でございます。
それでは、質問に入らせていただきます。
昨年の九月に福田内閣スタートいたしましてはや六か月。考えてみますと、いろいろなことが起きたなと、このように思います。その間の総理の御苦労、そして閣僚の方々の御苦労、大変なことだと、このように思っております。
総理が所信演説の中にも述べておられますように、この数年の改革断行をしてきました。そして、経済優先といいますか、マーケット主義というような形のもの、それはそれなりに時代を背景といたしまして、それぞれのつかさつかさの方々が努力をされたと、このように思っておりますが、世の中というのはそれだけで進むものではないと、光の部分と影の部分があると。そして、今総理はまさにその影の部分を是正していこうということ、この所信の演説の中で私はそのように感じ取っておるわけでございます。日が当たらないところの人々に、そして格差を是正していこうと。そして、安心、安全、そして共生ということをキーワードにしておられるわけでございます。
そういう中で、私自身もそのように感じておるわけでございますが、やはりこの時期は行き過ぎた面、いわゆる改革の影の部分、これをどうしても是正する時期ではないかと、こんな思いがしてなりません。そういう面では、私と総理はそういう思いは共有しておるんでないかと、このように思っておる次第でございます。
総理は派手なパフォーマンスをされる方ではないなと常々思っておりました。しかしながら、自然体で物事に当たられると。実は、この自然体が一番強いんですね。この自然体というのが一番攻めにも守りにも強いということ、そのスタンスを堅持されているということは、私はすばらしいことだと思いますし、今後もその自然体で政治に当たっていただきたいと、このように思っております。
そして、象徴的なのは、総理が所信の中で引用されました石川理紀之助ですか、この人は、実は私も以前に名前をちょっと聞いたぐらいで、ほとんどどういう方か存じ上げておりませんでした。総理の所信の中に出てきたものですからちょっと文書なりを探ったんですが、この人は、織田信長とか豊臣秀吉のごとく歴史の表舞台で華やかに活躍した人ではないと。ただ、一隅を照らした人物で、物事は、井戸を掘るなら水が出るまでやろうと、辛抱強くやろうと、そして、人間相互の信頼関係だと、それによって物事が達成できるんだというふうなことを言っておられまして、まさに、総理がこの一隅を照らした地味な政治家を所信の中に引用されたということは、福田政治というものを象徴しておるんではないかなと私は思う次第でございます。
そういうことを含めまして、福田総理が目指します日本の国家像、社会像というものを、またテレビを通じて国民の方々に是非おっしゃっていただきたいと、このように思います。