櫻井充の発言 (予算委員会)

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○櫻井充君 おはようございます。
 予算委員会委員派遣の調査につきまして御報告いたします。
 派遣団は、鴻池委員長を団長とする十五名で編成され、二月十八日及び十九日の二日間、宮城県を訪問し、東北地方の経済産業の動向、宮城県並びに県下の地方団体の財政状況等について概況説明を聴取するとともに、タクシー業、農業・商工業、観光業及び水産物市場等の状況について調査を行ってまいりました。
 宮城県の経済動向は、住宅投資が引き続き大幅に減少しているほか、個人消費及び雇用の動きが低下傾向にあり、また、企業倒産の増加も続いていることから、景気は厳しい状況にあるとのことでありました。
 宮城県の財政につきましては、平成二十年度予算編成においては、引き続き多額の財源不足が見込まれる一方、社会保障関係費の増加が続く中、法人事業税の超過課税である「みやぎ発展税」の導入、土地売却や広告収入等の確保とともに、内部管理経費等の削減・抑制に努めていくが、平成二十年度末には基金残高が文字どおりゼロになる見込みであり、県財政は極めて厳しい状況にあるとのことでありました。
 このような概況説明の後、道路特定財源と教育・福祉予算との関係、「みやぎ発展税」創設の経緯等について質疑応答を行ったところ、道路特定財源の確保、高規格幹線道路網の整備及び原油価格高騰対策についての要望をいただきました。
 次に、宮城県下の市町村のうち、仙台市、大崎市及び塩竃市においては、個別に意見交換を行いました。
 仙台市においては、景気の鈍化及び厳しい財政状況等についての説明の後、製造業の誘致策及びまちづくりの課題等について質疑応答を行ったところ、地下鉄東西線建設事業への支援及び道路特定財源の暫定税率維持についての要望をいただきました。
 大崎市においては、中心市街地の空洞化や米価低迷等についての説明の後、公立病院の支援の在り方及び中小企業支援の在り方等について質疑応答を行ったところ、米価低迷への対応策、公立病院の経営支援及び医師の確保策、並びに道路特定財源の確保についての要望をいただきました。
 塩竃市においては、水産加工業の経営状況の低迷等についての説明の後、水産業の振興策及び原油高による影響等について質疑応答を行ったところ、輸入原料魚の安定確保策の構築及び関税率の引下げ、並びに水産加工業へのセーフティーネットの適用についての要望をいただきました。
 次に、宮城県下の産業状況について、各業界関係者と意見交換を行いました。
 タクシー業については、近年、仙台市では新規参入や増車が相次ぎ、輸送の安全等が懸念されるとして、本年一月、同市が道路運送法に基づく緊急調整地域に指定されたところであります。こうした状況を踏まえ、業界関係者から近年の厳しい経営環境等についての説明の後、タクシー業に対する規制の在り方、悪質なドライバーの排除、交通の安全確保策及び緊急調整地域の指定に伴う改善計画の実施状況等について質疑応答を行ったところ、タクシー業に対する規制の抜本的見直し及びタクシー運転手の登録制度導入に伴う支援措置等についての要望をいただきました。
 農業関係者からは、稲作等における構造的な赤字経営の継続等についての説明の後、食料自給率向上の取組及び農家への支援の在り方等について質疑応答を行ったところ、品種改良のための財政支援及び再生産可能な農業を行うための農家の経営安定対策についての要望をいただきました。
 商工業関係者からは、厳しい状況にあるまちづくりの課題等についての説明の後、農業と商工業との連携の必要性及び財政・金融支援の在り方等について質疑応答を行ったところ、まちづくりのための運営資金に関し実効性のある制度融資の創設等についての要望をいただきました。
 観光業関係者からは、近年の旅行形態の変化に伴う観光客数の低迷等について説明の後、外国人観光客の誘致策及び観光業に対する制度融資の在り方等について質疑応答を行ったところ、宿泊施設の改修資金等に対する制度融資、温泉療法に対する健康保険の適用拡大及び温泉に対する水質汚濁防止法の規制の見直し等についての要望をいただきました。
 以上で派遣報告を終わります。
 調査の詳細につきましては、これを本日の会議録に掲載されますようお取り計らい願いたいと存じます。
 最後に、私の地元を視察先に選んでいただきました鴻池委員長始め与党の理事の皆さんにも心から感謝申し上げます。いろんな地域を御視察いただきまして、本当にいい議論ができたんではないのかなと思っておりますし、それから、地元の関係者の皆様からも、こういって直接国会議員の人たちに対して意見を述べる機会があったということに関して感謝の言葉もいただいております。
 以上でございます。本当にありがとうございました。

発言情報

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発言者: 櫻井充

speaker_id: 7865

日付: 2008-03-17

院: 参議院

会議名: 予算委員会