津田弥太郎の発言 (平成二十年度一般会計予算外二件両院協議会)
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○津田弥太郎君 民主党・新緑風会・国民新・日本の立場から、平成二十年度予算三案に反対した理由を申し上げます。
第一は、道路特定財源の維持とガソリン税等の増税が盛り込まれていることであります。
道路整備だけを優先する制度は、財源に余剰が生じていることなどからして、完全に意義を失っております。五十九兆円の中期計画も金額が過大であり、政府の公共事業費削減方針と全く整合性がとれておりません。加えて、道路特定財源を使った無駄遣いも次から次に明らかとなり、もはや制度を維持する合理的理由は何一つありません。
第二は、財政健全化が大きく後退していることであります。
国債発行額は前年度より削減されていますが、これは、政管健保国庫負担の健保組合への押しつけや交付税特別会計の借入金返済の先送りにより、表面的に歳出を圧縮した結果にすぎません。天下りや談合などの根絶に向けた抜本的な改革を先送りし、安易な負担の押しつけなどで取り繕った本予算は、財政健全化の進展を大きくおくらせるものであります。
第三は、税収が過大見積もりになっていることであります。
十九年度に比べて一兆円も増加するという税収見積もりは、現下の厳しさを増す経済情勢からして、明らかに過大であります。国債発行の減額を意図した税収の過大見積もりは、結果的に国債の増発、ひいては将来世代の負担増につながることから、厳に慎むべきであります。
第四は、悪化する経済情勢に全く対応していないことであります。
賃金の低下や物価上昇により、国民生活は日に日に厳しさを増しております。しかるに、政府は、有効な対策を全く打ち出さず、反対に、ガソリン税等の増税というさらなる負担増を国民に強いようとしております。こうした国民の期待を裏切る経済運営を厳しく非難するものであります。
さて、私は、参議院予算委員会の理事として、予算審議のやりとりを最前列でつぶさに見届けるとともに、みずから二度の質問を福田総理ほか関係閣僚に対して行いました。
道路問題に関する政府の迷走ぶりは言うに及ばず、年金記録問題についても、年度末を目前に控え、これまでの政府の公約はでたらめ以外の何物でもないことが明らかになりました。
さらに、経済財政諮問会議の主導のもとに行われた社会保障費の二千二百億円の削減に至っては、与党議員の中からも、見直しを求める声が寄せられたほどであります。
以上、主な理由を列挙しただけでもこれだけの問題があることから、直近の民意を代弁する民主党・新緑風会・国民新・日本は本予算案に反対したものであります。
以上です。