林幹雄の発言 (本会議)

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○林幹雄君 自由民主党の林幹雄です。
 私は、自由民主党並びに公明党を代表して、ただいま議題となりました解散要求決議案に対し、断固反対の討論を行うものであります。(拍手)
 いわゆるねじれ国会のもと、参議院で第一党を占める民主党は、議会の生命線である合意形成を拒み、政策よりも政局を優先することで、国益や国民生活に深刻な停滞と混乱をもたらしております。
 昨年は、補給支援法の失効で、給油活動が一時撤収となり、本年は、税制関連法などの結論を参議院で出さず、ガソリン価格や地方財政に支障を来しました。議長あっせんのほごや議長の本会議入場妨害など、手段を選ばない民主党の姿勢には許しがたいものがあります。日本銀行総裁の空席という異常事態もありました。
 先ごろ再議決を果たした金融機能強化法と補給支援法につきましても、第二次補正予算提出要求と絡めて審議日程をおくらせました。一たん合意した採決を、法案の趣旨とは関係ない理由でほごにしたことに対し、各種報道機関は民主党の政権担当能力に疑問を呈し、同じ野党である共産党や社民党からも非難の声が上がったのであります。これらの党利党略に満ちた対応は、野党第一党としての責任を放棄するに等しく、生活第一ではなく、政局第一と言わざるを得ません。
 また、参議院から、ルール度外視の強行採決によって、民主、社民提出の雇用関連法が送付されてきました。会期末になって遅過ぎ、内容も小さ過ぎであり、実施時期を含め、政府・与党の政策の方がはるかにすぐれています。しかし、一院から送付されてきたことを尊重し、結論を出すことが当然院の責務であると考え、審議の上、採決をいたしました。このことは、民主党も重く重く受けとめるべきであります。これこそが、あるべき国会の責務です。
 内閣発足以来三カ月、真に国民生活の安定と国益の実現を思い、麻生総理は責任ある政策の遂行に心血を注いでおります。喫緊の経済対策である第一次補正予算や金融機能強化法を成立に導き、また矢継ぎ早に生活対策や生活防衛のための緊急対策を打ち出し、家計支援、地域活性化、金融市場、中小企業そして雇用問題など、各般にわたる有効な対応策を着実に推進しているところです。
 百年に一度と言われる経済危機にあって、今衆議院を解散すれば、政治に空白が生じ、予算審議や緊急を要する政策の実現に重大な影響が出るのは明らかです。すなわち、このたびの決議案は、国家国民にとって百害あって一利なしであります。選挙をやれば雇用対策や景気対策になるのでしょうか。むしろ、民主党の対応は、景気よりも政局優先なのです。
 私は、理解に苦しみます。なぜ憲法に基づく内閣不信任決議案でなく、法的に効力のない解散要求決議案を提出されるのでしょうか。国民の期待に誠実にこたえる麻生内閣に不信任を突きつけることは妥当でないと思われたのでしょうか。それとも、与党と対峙する見せ場をつくりたいだけなのでしょうか。
 いずれにしろ、我が国の将来と世界の動向よりも、なりふり構わず政権交代をもくろみ、一方的な見解と対応で議会を機能不全に陥れる民主党には、解散要求などと軽々しく私たち衆議院議員の任期を語ってほしくありません。また、決議案提出の理由を聞いても、国民の納得するようなものは見当たりません。民主党は、一刻も早く国民の負託にこたえられる政党に立ち返ることを切に願う次第であります。そして、私たち自由民主党と公明党が引き続き責任ある政治を担ってまいることをここにお誓い申し上げます。
 以上、申し述べましたとおり、かかる理不尽な解散要求決議案は、良識を持つ議員諸君の圧倒的多数により速やかに否決されるべきであると強く訴え、私の反対討論を終わります。(拍手)

発言情報

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発言者: 林幹雄

speaker_id: 17007

日付: 2008-12-24

院: 衆議院

会議名: 本会議