金子恵美の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)
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○金子恵美君 民主党・新緑風会・国民新・日本の金子恵美でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
今日は、私、北方領土の問題について絞り込みまして御質問させていただきます。
まず、資料としてお手元にお配りいたしましたものがございます。こちらの写真を是非御覧いただきたいと思いますが、これは択捉に残っております二つの日本家屋のうちの一つ、紗那郵便局の写真でございます。これは近くにありますもう一つの日本家屋、水産会事務所とともに昭和五年に建設されたものでございますけれども、つい最近、三年前までは実際に郵便局として使われていたものでございます。老朽化も進んできたということもございまして、この建物につきまして保存に向けて、二〇〇四年でございますけれども保存会が立ち上がってございました。そしてまた、元島民の方々が島側の方々と保存に向けての協議をしていたところでございます。
しかしながら、昨年の夏に、この郵便局の建物が、一番下の写真のようになりますが、もう骨組みだけになっていたということが訪問した方々からの報告で分かりました。写真一と二は、先ほど申し上げました保存会が立ち上がりました二〇〇四年の時点の写真でございますが、そして一番下の写真三の方は、私が今回ビザなし交流で実際に北方領土に行きましたときの写真でございます。
この違いを御覧になって、本当にどう思われますでしょうか。元島民の皆さんの保存をという本当に強い願いもむなしく、このように、人の手が入ったというふうに思われますが、板がはがされたような状態になっているわけでございます。私も北方を訪問した折に、元島民の皆様がこれを御覧になりまして涙を流されておられた様子を拝見させていただきました。本当に悲しいことだと思っております。
私は、このままではこの北方四島において日本人がいたあかし、形跡というものがすべてかき消されていくのではないかというふうに懸念をしているところでございます。我が国の固有の領土である北方四島の早期返還を強く望むものであります。
本当はこのことにつきまして御感想も伺いたいんですが、時間の都合上、早速質問に入らせていただきますけれども、まず中曽根外務大臣に質問させていただきます。
十一月五日には中曽根外務大臣御自身が訪日したラブロフ・ロシア外務大臣と会談し、そしてまた七月の首脳会談における共通認識を受けて、外相レベルにおいても北方領土の帰属の問題を最終的に解決するために前進することで一致したということでございます。そしてまた、十一月二十二日には、APEC首脳会議の際には日ロ首脳会談が行われたということでございますが、まずはこの十一月五日の日ロ外相会談の内容についてお伺いさせていただきたいと思います。
ラブロフ外務大臣は記念行事等にも出席し、そしてまた自ら講演もなさったということでございます。このように、ラブロフ大臣は短い日程の間に様々な行事をこなし、そしてまたこのような積極的な日程をこなされたということ、これはロシア側が日ロ関係を重視することの表れでもないか、そういうふうに受け取ることもできるのではないかとも思います。
そこで、この日ロ外相会談の内容と、そしてまたこのようなロシア側の積極的な姿勢に対しての所見をお聞かせいただきたいと思います。