2009-04-23
衆議院
中曽根弘文
海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会
中曽根弘文の発言 (海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会)
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○中曽根国務大臣 最近のこのソマリア沖の海賊事案の多くは、もう委員も御承知のとおり、人質の身の代金を目当てにした、そういう船舶に対する襲撃とか乗っ取りでございます。ソマリア沖のこの事件は、先ほどお話ありましたけれども、昨年は一年間で百十一件でございますが、これはおととしの二・五倍になるわけでございますし、ことしに入りましては、まだ四月ですが既に八十件を超えている、そういう状況でございます。
このような海賊の事案が、最近、特に昨年の夏以降増加している。そのことにつきましての原因また背景といたしましては、一つは、ソマリアにおきまして国土全体を実効的に統治する政府が存在をしていない、法執行とか司法機関が全く機能していないということが一つ挙げられます。それからもう一点は、犯罪集団の組織化、分業化が進んでおりまして、身の代金目当てに船舶を襲撃、乗っ取る行為がビジネス化している、そういうことがある。そういうふうに認識をしております。
海賊対策の根本的解決には、やはりソマリア情勢を安定化させるということが不可欠でございますが、我が国といたしましては、ソマリアに対しまして、人道支援とかあるいは治安向上のために最近二年間で約六千七百万ドルの支援を行ってきておりまして、昨年のジブチ合意以降の和平に向けての肯定的な動きに対応いたしまして、国連の安保理や、ソマリア情勢に関心を有する欧米とか、あるいはアラブ諸国、アフリカ諸国等から成るグループと連携をしながら、今後のソマリアの安定化や、また和平進展への支援のため積極的に協力をしていく、そういう考えでございます。