平岡秀夫の発言 (海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会)

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○平岡委員 民主党の平岡秀夫でございます。
 質問に先立ちまして、与党の皆さんに強く抗議をしたいと思います。
 本委員会では、この法案について一週間ちょっとしかまだ審議をしていないという状況であり、かつ、自衛隊が武器を使用する活動をするということを前提にして海外に派遣されるということに対して国会の関与が十分でないというこの法案について、修正協議を民主党としても求めてまいりましたけれども、それが打ち切られたということでございます。十分な審議と十分な修正協議を行うべきであるということで、本日の質疑終局と採決については強く反対をいたしたいというふうに思います。
 そこで、海賊対策の問題でありますけれども、総理も御案内のとおりでございます。東南アジア、マラッカ・シンガポール海峡では、日本がイニシアチブをとって進めてまいりました。二〇〇一年に当時の小泉首相がアジア海賊対策地域協力協定の提案をし、そして二〇〇四年にそれが成立して、それから海賊がかなり減ってきた。二〇〇〇年二百四十二件であったものが二〇〇八年には五十四件まで減った。こういうように、非常に効果を上げてきたという実績があるんですね。
 しかし、今回のソマリア沖の対策を見てみますと、何か唐突に出てきたような、そんな印象がします。今回の政府による海賊対策の進め方、海上警備行動の発令、あるいは今回の海賊対策新法と呼ばれているものの内容について、多くの国民が不安を抱いているというふうに思っています。
 きょうは、その不安のうちで、特に、ソマリア沖に派遣された自衛隊が武力紛争に巻き込まれるおそれはないのか、二つ目は、海賊対策として自衛隊が海外に派遣されることについてシビリアンコントロールというものが確保されているのか、このことを中心に質問していきたいというふうに思います。
 その前に、ちょっとソマリアの情勢について、紙が配ってあると思いますので見ていただければと思うんですけれども、皆さんも御案内のとおり、ソマリアは、一九六〇年独立以来、内戦状態が続いているということでございまして、現在、ここに書いてありますように、ソマリアの国内というのは、暫定連邦政府というものはありますけれども、ソマリランドとかあるいはプントランドとかといった地域的な政府というようなものがあったり、あるいは現在の連邦暫定政府に対してはイスラム過激派勢力というものが武力攻撃をしたり、こんなような状態にあるということで海賊が起こっているという状況にあるということでございます。いずれにしても、ソマリアは依然として破綻国家という状況にある、こういう前提であろうかというふうに思います。
 そこで、まず本題に入る前に、私はどうも今回の対応を見ていますと、初めに自衛隊の派遣ありきというのが麻生総理以下の政府の発想ではなかったか、こんなふうに思うんですね。
 いろいろと新聞報道等を見てみますと、昨年の十二月以来のことがちょっと書いてありまして、昨年の十二月十六日に国連安全保障理事会の閣僚級会合で中国の外交副部長が、中国は海軍を派遣すべく積極的に検討しているというようなことを発言したことから、麻生総理に対して内閣官房の政府高官が中国に負けるわけにはいきませんと進言し、総理がそれはそうだというふうに答えられたというようなこともあって、十二月二十六日に中国が軍艦を派遣したというときに、浜田大臣に海上警備行動の命令を含む対応を検討するように指示をしたというふうな報道です。
 この報道、別に余り確認する必要もないと思います。私が聞きたいのは、総理は、浜田大臣に対して指示をしたとき、あるいはその前に、海上保安庁が海賊対策については第一義的な任務を負っているという仕組みの中で、国土交通大臣に対して、ソマリア沖の問題について対応できないのかという指示は出しておられますか。どうですか。

発言情報

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発言者: 平岡秀夫

speaker_id: 19347

日付: 2009-04-23

院: 衆議院

会議名: 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会