福島豊の発言 (決算行政監視委員会)
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○福島委員 総理、また閣僚の皆様、大変御苦労さまでございます。
本日、私は、まず財政再建の話について申し上げたいと思っております。
現在、政治に課せられた最大の課題は何か。現在の世界的な不況から一日も早く我が国の経済を脱出させる、これが一つだと思います。そしてもう一つは、同時に、世界でも最悪とも言っていいほどの我が国の財政、その再建をいかに果たすのか。もちろん、これは経済の再生ということが前提でありますけれども、しかし、将来に向かって財政をいかに再建するのか、このことについての道筋というものが明確に示される必要がある。
今、政権に対してのさまざまな批判があるわけです。その批判の一つというのは、国、地方合わせて約一千兆円の債務、これだけ借金を重ねてしまったのは政治のあり方が悪いんじゃないか、こういう率直な意見なんだろうと私は思います。私の地元の守口市でありますとか門真市、地方自治体は財政再建のために必死に努力しています。国はそういう努力が足りないんじゃないか、こういう批判なんだと思います。
きょうも新聞に出ておりますけれども、昨日、公正取引委員会が国交省に対して、官製談合だ、そして是正措置を講ずべきだ、こういうことを指摘いたしました。このように、無駄遣いということが次から次へとぽろぽろ出てくる。ですから、今の国民が政権を見ている構図というのは、思いというのは、官僚依存だ、だから無駄遣いがおさまらない、だからこれだけ借金がふえちゃったんだと。
私は、事実とは少し違うと思うんです。無駄がないとは言いません。無駄は省かなきゃいけませんけれども、しかし、今、日本の財政が抱える構造的な問題ということを真正面からとらえる必要がある、これが前提です。
図表を、パネルをきょうはつくってまいりましたけれども、短期間ですとなかなかわかりません。十年前と比べてみました。政府は歳出削減に向けてさまざまな努力をしている。例えば公共事業関係費について言えば、十年前の十三兆から二十一年度の予算では七・一兆、五兆九千億削っています。そしてまた、その他歳出でも十二兆から九兆七千億、二兆二千億削っています。
しかし、こういう努力はしているんですけれども、明確に、社会保障関係費十九兆から二十四・八兆、五兆八千億ふえている、高齢化が進行していますから。ですから、歳出を見直していっても社会保障関係費がどんどん伸びていくのでほぼ相殺されてしまう、これが今の日本の財政構造です。
しかも、税収はどうなっているか。これは三年間の平均値をとっておりますけれども、十年前は四十九・一兆の平均値、今は四十七・八兆です。法人税も所得税も伸びない、しかし社会保障関係費は伸びていく。
無駄遣いがないとは言いません。無駄は徹底して排さなきゃいけませんけれども、日本の財政が抱える構造的な問題が何かということを真正面からとらえなきゃいけませんし、そしてまた国民の皆さんにもそのことをはっきりと申し上げる必要がある、私はそう思っているわけであります。その理解を共有していただく必要がある。この点について総理の御見解をお聞きしたいと思います。