福井照の発言 (国土交通委員会)
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○福井委員 ありがとうございました。
あと百年生きて今の議事録を読ませていただきたいなというふうに思っておりますけれども、次に、地域活力基盤創造交付金の執行体制、プロジェクトイメージについてお伺いしたいと思いますけれども、今局長からも御答弁ございました、一般財源化しました、峠を越えました、そこで、一般財源的な事業というのがこれから怒濤のようにできるわけでございます。
今まで道路本体、道路附属物にしか使わないということで、物すごく自主規制といいましょうか、みずから手足を縛ってきた道路事業でしたけれども、しかし、今までそういう一般財源的なことをしてこなかったかというと、そうではないんですね。
昭和四十二年に、今の細田幹事長のお父様、細田吉蔵先生が、国鉄改革の先頭に立って、そして、当時は高度経済成長、そして東京にどんどん人口が流入してきているというときに、すし詰め状態の国鉄の状態があって、線増しなければならない。線増するから、鉄道を交換しなければならない。そんなお金は国鉄にどこにもないということで、そうしたら、九割道路事業で、一割国鉄負担で、道路事業として線増をやる、通勤対策をするということで、千葉—東京断面、そして東京郡部と区部の断面、埼玉と東京の断面、神奈川県と東京の断面のそれぞれ、私鉄もですけれども、線増をして、通勤客を何とかさばいてきたということでございまして、今、三鷹—立川をやっていますけれども、菅直人先生のところぐらいまで中央線が線増したというのは、これは実は道路事業、ガソリン税のおかげなんです。
ですから、そういうまさに一般大衆のために、通勤客のために、政党と関係なく、政治的な傾向と関係なく、国のために、国の経済の発展のためにこの道路事業が尽くしてきた。まさに、一般財源的な使い方、そして、新交通システムとか都市モノレールもそうです。インフラ補助ということで、本当はもうちょっと補助していただきたかった。もうちょっと手厚い補助があれば、捨象された都市というのはいっぱいあるんですね。三十万都市、二十万都市でもう少し、車両まで、あるいは車両基地まで、道路事業で補助してさえもらえれば導入できた町というのはいっぱいありまして、それは今から考えると、すごいもったいなかったかなという気がします。
今、これから三年、五年で何をするかで国の形が決まります。やはり、低炭素社会の発展、基盤づくり、これはもう論をまたないところだというふうに思いますので、これから、公共交通ですね、都市内交通基盤に道路事業がどんどん交付金を使って乗り出していくということは当然のことだと思いますので、そういうことも今までの反省も踏まえてやってもらいたいし、それから、まちづくりも土地区画整理事業の三五%は道路事業です。ですから、区画整理をして、いろいろな新しいうちが建っていますけれども、そのうちの柱の、百本あったら三十五本は道路事業で新しいおうちが建っているというふうに思っていただいてもいいぐらい、まちづくりにも貢献している、再開発にも貢献している、それから、歴史的な風土づくりにも貢献している。
今、金子大臣、参議院に行かれましたけれども、金子大臣と一緒におわら風の盆を歩きまして、あの越中おわら悠久の胡弓が鳴りながら、盆踊りをずっとしている、夜中じゅう盆踊りをする、あの石畳は街路事業なんですね。歴史的地区環境整備街路事業という事業でやった、ガソリン税でやった石畳の上を今でも風の盆がさっそうと、そして優雅に踊っていただいているという状況、これもだれも知らない。本当に国家のために尽くしながら、だれにも褒められないという事業をずっとやってきたわけでございます。
もっと言えば、ハワイのワイキキのダイヤモンドヘッドも、アメリカ海軍がそのとおり設計をして、ダイナマイトでああいう地形をつくった。首里城も国営公園整備事業でつくった。小樽運河も道路事業でつくった。つまり、歴史、伝統、文化、観光目的地、これをつくることこそ公共事業、そして新しい交付金の目的だ。行政目的は、道路交通の最適化だけではなくて、地域の、そして未来の最適化ということになるわけですから、そういう意味で、この九千四百億円の執行体制とプロジェクトイメージ、まだ要望は受け取っていないんでしょうからなかなか難しいんでしょうけれども、今言える範囲内で、総合政策局長から、この交付金の執行体制につきまして御答弁いただきたいと思います。