麻生太郎の発言 (予算委員会)
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○麻生内閣総理大臣 今、世界人口の約四割というものをアジアが占めております。その中で、この十年間ぐらいの経済成長率を見ますと、欧米または南米、北米などに比べて明らかに成長率が高いところでもありますので、こういった地域において成長し続けていくということが、これからの世界の経済というものを成長させていく上でも非常に確率の高い、まだ成熟し切っていないところでもありますので、インド、中国を含めて、非常に大きな可能性を残している地域が伸びていくというのが大事なんだ、そう思っております。
例えば、インドシナ半島メコンの開発もございましょうし、またインドの鉄道整備、ニューデリーとムンバイの間の鉄道の整備、また、それの周辺にいろいろ経済特区、経済開発地域を想定してやっておられますので、こういったものを各国ばらばらにやっていくのではなくて、きちんと全体として絵をつくり上げて、その中で、うちとしては技術的にはこんなことができますと。例えばメコンの開発で、南北はともかく東西に渡っていくときには、各国を越えて、タイに始まってカンボジアだベトナムだといろいろつながっていくときに当たって、関税の問題だけでも、通関の手続等々は日本の技術を使えばすっと行けますというような技術を供与する等、横の連絡は極めて、今だったら何日もかかるところが二日足らずで行けるようなことになる。
そういったようなものは、輸送、物流の面で非常に大きな影響を与えますし、デリーとムンバイの間をきちんと鉄道がということになりますと、それまた大きな。そういったようなことをやっていくに当たって、日本としては、いろいろ技術の援助もできますし、また融資の話もできますし、そういったようなことを我々としてはやるということによって、その地域の全体の経済発展ができる。
それは将来の、日本の開発援助が結果として日本の国益にもつながってまいりますので、そういったことで、我々としては、百七十億ドル相当、今でいいますと約一兆五千億円ぐらいのものになろうと思いますが、こういったものを支援する用意がある。それが結果としてその地域の経済発展につながり、回り回って世界の経済成長にもつながっていく、それが結果として日本の国益にもつながっていく。
そのもとになりますものは、やはり、どこか発展させていくとすれば、可能性の一番高いのは僕はアジアだと思っておりますので、今申し上げたような話をさせていただきました。