上川陽子の発言 (予算委員会)
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○上川委員 日本の底力の源泉というのは労使の非常にいい関係の中でつくられたものであるという総理の御指摘、また現場のそうした声、こうしたものを大切にする施策ということで、これに向けての強力な取り組みをお願いしたいというふうに思います。ありがとうございます。
ちょっと時間がないので少し飛ばさせていただきますが、私は、今回の危機を乗り越えるもう一つのかぎは労使の協調にあるのではないかというふうに思っているんです。
一昨年十二月に、子どもと家族を応援する日本重点戦略という戦略をつくりまして、その中でワーク・ライフ・バランス、仕事と生活の調和の憲章と行動指針を取りまとめました。この中では、働く人の生活あるいは仕事への意気込み、そして家庭生活、こうしたものをしっかりと御自分の求めるようにバランスをさせながら、そしてこれを社会全体で応援していくということについて労使とも大変な議論をした上で、この憲章と行動指針がまとまったところであります。
少子化対策ということもありますし、そして男女共同参画、女性も男性も高齢者も、あるいは今働いていらっしゃる外国人の皆さんにつきましても、それぞれの能力に応じてしっかりと働きながら、また、バランスのとれた生活を送ることができるようにということでの、これはある意味では、私は、政労使の合意という意味では画期的なものではなかったかというふうに思います。
日本のよき伝統である労使の協調ということについて、そのことの意味をまさに今発揮すべきではないかというふうに思っておりまして、これから、人間の尊厳を中心にした、ある意味ではワークシェアリング、また短時間正社員の制度、そしてまた派遣法の改正などにおきましても、政労使の信頼関係の上にぜひ合意を導くことができるように、総理のリーダーシップをよろしくお願いしたいというふうに存じます。
ちょっと時間がないので、次に移らせていただきたいと存じます。
外交につきまして幾つか御質問させていただきます。
オバマ大統領の一月二十日の就任演説でございましたが、多様な民族、宗教の融和により、世界平和の実現を目指す国際協調路線へと大きく踏み出す姿勢を明らかにいたしました。特に、イスラム世界に対しましても、相互の利益と尊重に基づいて前進するという新たな道を希求するとして、対話の努力を約束し、特にイラクとアフガニスタンという二つの国名を言及されまして、イラクをイラク人にゆだね、アフガニスタンでは平和を揺るぎなきものにしなくてはならないというふうに述べられております。
日本は、これまでも多くのイスラム諸国と大変強い友好関係を築いてきましたし、また、このオバマ政権がイスラム世界全体に対して窓を開く姿勢を示している今こそ、日本がより包括的、戦略的な対策をとっていくべきではないかというふうに思います。この点につきまして、外務大臣のお考えをお願いいたします。