宮村達男の発言 (予算委員会)
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○宮村政府参考人 それでは、昨今の新型インフルエンザの症状について、まず説明させていただきます。
発生国からの情報では、季節性のインフルエンザ、私たちが普通に冬かかります通常のインフルエンザと同様に、急性の呼吸器症状、すなわち、三十八度以上の高熱、あるいはせき、鼻水、鼻詰まり、それからのどの痛み、こういうものが主症状であります。それから、米国等の情報によりますれば、下痢などの消化器症状もこのインフルエンザにはあると言われています。それぞれを総合いたしますと、今までの季節性のインフルエンザとそう変わった症状でスタートするのではないということが一つのポイントであります。したがって、御質問いただきました、医療機関に行った方がいいという一つの判断は、今の国内の発生の状況、時期に応じまして二通りのお答えがあると思います。
まず、現在のような、まだ国内の発生がない状態、あるいは発生してもまだわずかである状態の場合には、新型のインフルエンザの拡大をできるだけ阻止するということが一番大切であります。したがいまして、このような症状を持った人たちが全員、医療機関等においてまず検査を受けて、新型インフルエンザであるという感染の有無を判断することが一番大切であります。そして、感染が確認された場合には、他の人と接触を避ける目的で、軽症であっても入院することが求められると思います。
ただし、この段階では、感染の機会、すなわち発生国に行っていたとか感染者と接触したというような事実が一つの大きな尺度となりますので、こういう人たちが新型インフルエンザになっている可能性が高いわけでありますから、インフルエンザ様の症状があったからといって、すべての人が即大急ぎで検査を受けるという必要はないと考えられます。
次に、国内での感染が拡大してきた場合、これは感染した人から他の人への感染拡大をできるだけ防ぐということがとても大切でありますので、これが軽症の場合には、できるだけ外出をせずに自宅等で療養して他の人との接触を避けることが必要だと考えます。
しかし、重症の場合、すなわち高い熱があり呼吸困難があるとか、あるいはぐったりとして脱水症状等の全身状態が悪いとか、あるいはもともと免疫能の低下をしていたり基礎的な持病がある人、こういう人たちの場合は速やかに医療機関に連絡をして受診する必要があると考えられます。
そのときに非常に大切なことは、このような医療機関を受診する場合には、新型インフルエンザを疑う場合は症状が軽症であろうと重症であろうといずれの場合でも、今政府が言っておりますことは、まず保健所等に連絡をとって、その指示に従って適切な医療機関に行くという方法を示しております。これが非常に大切なことでありますので、国民の皆さんにもしっかりと認識していただくことが必要だと思います。
いずれにいたしましても、国立感染症研究所や厚生労働省のホームページでわかりやすく、症状、こういう基準でということを掲載しておりますので、これらの情報も十分活用していただき、冷静な対応をお願いしたい、そういうふうに思っております。