中曽根弘文の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(中曽根弘文君) ソマリアの安定化というのは、この海賊行為をなくすためにも一番の根本的なこれはところでありますけれども、国際社会としては今の九一年にあのような状況になってから今日までなかなか有効な手だてを講ずることができないという、大変非常に難しい問題でございます。
そういう中、昨年の八月には暫定連邦政府、これと、それからソマリア再解放連盟の穏健派、これとの間で武力行使の停止を含むいわゆるジブチ合意、これが成立をいたしました。今年になりましてまた暫定連邦政府におきましては、この一月ですけれども、新しい大統領が選出され、二月にはまた新しい内閣が誕生したところでございまして、また、新しい議会も今誕生しつつあるところでございます。
一方、この暫定連邦政府にはすべてのソマリアの中の勢力が参加しているという、そういう構成になっているわけではございません。この五月にもそういうところから、首都のモガディシュにおきましてはこの暫定連邦政府とそれからイスラム過激派との激しい戦闘が行われまして多くの人が、百三人が死亡、四百二十人が負傷と、そういうような報道がありますけれども、大変まだ不透明な状況が続いているところでございます。こうした戦闘に外国からの勢力が参加していると、そういう情報もあるわけでありまして、このジブチ合意以降のソマリア全体の平和、和平にこれらがどういうふうにつながっていくか、非常に今後の動向を我々としても慎重に見ていく必要があろうかと思います。
今の段階で、いつごろこういう状態が解消されるのか、いつまでこういう状況が続くのか等はなかなか見通すことは困難でありますが、我が国といたしましては、ソマリアの安定のためには国際社会と連携をしながら支援をしていくと、そういう考えでございます。