石破茂の発言 (農林水産委員会)

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○国務大臣(石破茂君) 所得ベースで言えば、これもいつも申し上げているんですが、平成二年から十七年までの十五年間に六兆一千億から三兆四千億、半減です、半減。十五年間で半減というのは、これ大変なことであるというふうな認識を持っております。人ごとみたいに言っているわけじゃなくて、本当にこれを深刻に受け止めて農政というものを組み立てていかねばならないと思います。
 じゃ、何でこんなことになったのか。一つはやはり輸入の増であります、一つは輸入の増だと。自給率は、平成二年と十七年と比べれば四八から四〇に下がっている。これが一つあります。もう一つは、この間に、六十五歳以上の基幹的農業従事者が平成二年は三割であったのが、平成十七年には六割に増えましたと。やはりこれも所得が下がった一つの理由であろうというふうに考えております。ただ、これだけではなくて、そのほかにも、農産物価格が低下傾向で推移をした、すなわち、農産物価格指数(総合)でまいりますと、平成二年が一一八・〇であったものが平成十七年には九九・七に下がっているということがあります。
 これはもう少し子細に分析をしてみなければいかぬと思っておりますが、いずれにしても、何でこのようにして所得ベースで半分になったのかということをきちんと分析しませんと、これからどうするんだというお話になってまいりません。そういうものをきちんと踏まえた上で、現在行っておりますところの基本計画の見直しの議論ということは行われねばならないというふうに思っております。
 とにかく、原因があるから結果があるのであって、それを変えていかないと新しい成果は出ないわけで、そのことに対して、私いつも申し上げるように、自給率も確かに大切です。確かに大切ですが、農地であり、そして農業者であり、そしてまたインフラでありという一つ一つの要素を精密に分析して手を打っていかないと、それは自給力なんか上がるまいと、結果として自給率が向上することにもならぬだろうということでございまして、茫漠たる議論ではなくて、精緻な議論をきちんと積み重ねたいというふうに考えて今作業をしておるところでございます。

発言情報

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発言者: 石破茂

speaker_id: 20757

日付: 2009-04-14

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会