石破茂の発言 (農林水産委員会)
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○国務大臣(石破茂君) それは、それぞれの品目ごとにきちんと見ていかないといかぬのだろうと思います。
どこへ行っても、例えて言うと、果物がやたらと安いという話を聞きますね。果物はなきゃ死んじゃうというものじゃありませんので、どうしても需要としては劣後するところはあるんですが、そこにおいて量販店が価格の決定力みたいなものを持っているのではないだろうか。それは優越的地位を濫用してというようなお話ではなくて、そういう公取めいたお話ではなくて、実際に店頭で売られる価格と所得の間に物すごく乖離があって、そこは二割、三割しかないのだということだとするならば、どうやって所得を上げていくかという話も考えていかねばならぬでしょう。あるいはどうやってコストを下げるかという話もそうですし、どうやって付加価値を付けるかという話もそうでしょう。
財政再建、私は財政再建論者の側に立っているつもりなのですけれども、さはさりながら、本当に農業というものを強くしていく、持続可能性を回復するためにはやはりそれなりの予算は必要なのだというふうに考えております。それがどうやって農業者の所得を上げることになるか、付加価値を増し、コストを低減することになるかということを全部の品目についてよく精査をして、これから先、五年先どうなる、十年先どうなるというのを示さなきゃいかぬと思っています。
もう一つは、委員御指摘のように、何か食べられりゃいいんだと、もうどの国産の何であろうがとは言いませんが、とにかく安全であれば、食欲を満たせば、空腹を埋めればそれでよいのだみたいなところがあります。ここは、食べ物について政府があれやこれや申し上げるということには当然限界がございます。
そうすると、国内産のものを食べるということについて何らかのインセンティブということを考えることはできないものなのだろうか。
日本型食生活がいかに健康にいいかというお話もずっと以前からされておるところでございます。あるいは、フードマイレージという考え方も確立した考え方ではないというふうに承知をいたしておりますが、やはり日本がこれだけ輸入をしておれば、地球の温暖化ということにそれなりの影響を与えておるわけであって、そこにおいてどうするか。いろいろな組合せの方法によって、国産のものを食べることへのインセンティブということはまじめに考えていかねばならぬのではないかと私は思っておるところでございます。
いろんな方がいろんな議論をされますが、それはアイデアとしては面白いねで終わっちゃっているところがございますですよね。そこにおいてWTOとの整合性も考えながら、どうしていけば若い方々に国産のものを食べていただけるか。特に、朝御飯の欠食率なんというのはもう二十代が物すごい高い。それも、学生さん時代に朝御飯食べないということにもう慣れちゃっていますんで、もう二十代の欠食率が物すごい高いわけですが、そこをどうやって埋めていくかとか、物すごく細かいことの積み上げによらないと、この状況は打開できないという認識を持っております。