鈴木寛の発言 (文教科学委員会)

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○鈴木寛君 資料三を御覧いただきたいんですけれども、大学病院の先生方、医師の皆さん、もちろん必要最低限生活できるだけの給料に増やしていかなければいけないという要望はありますけれども、やっぱりそれ以上に聞くのは睡眠時間が欲しいと、こういうことでございます。したがって、やはり医療従事者、先ほど申し上げましたように、この十年間は医師増えませんから、この十年間はチーム医療でそのチームのパートナーを増やす、病院収入を増やしてチームのパートナーを増やすことで、医師の皆さんには医師にしかできないことに集中していただくと、それ以外のことはコメディカルの方々あるいはチームメートの方々にシェアしていただく。このためにその人件費というのは必要だと、今ずっとやり取りしていることでございますが。
 しかし、十年はもちろん掛かりますけれども、これ、十年後は日本の医療現場更に大変なことになります。例えば、患者当たりの医師数というものは、東京などで申し上げますと、二〇二五年に向けて今よりさらに二〇%少なくなるんです。つまりは、高齢化によって推定患者数というのは増えます。医師の養成というのは、今年から増えはしましたけれども、なお十分ではないと。そうすると、患者当たりの医師数というのは二〇二五年に向けてさらに二〇%下がってしまうと、こういうことでございます。
 したがって、その二〇二五年ショック、あるいは、そこにはもう医療破壊になってしまいますから、その破壊につながらないように、昨年、政府も大転換をしていただいて、閣議決定も見直して医学部定員を増やすと、こういうことになりました。私どもも、医学部定員は一・五倍ぐらいにしていかないと、団塊の世代が後期高齢者になる二〇二〇年—二〇二五年の我が国の医療提供体制は守れないと、こういうふうに思っておりますので、そこはやるべきだというふうに思っています。
 まさに、これは資料三を御覧いただければ、医師定数というのは、やっぱりこの二十何年来の余りにも長く続き過ぎた医師抑制政策の結果、このベースがあって、そこに、例えば臨床研修制度とかそういうものがきっかけになった、さらに、小泉さんのおやりになった診療報酬改定が合わさった、国立大学はまさにトリプルパンチと、こういうことなわけでありますけれども。
 したがって、来年度、去年は六月に閣議決定が変わって、そして秋に相当文科省も走り回られて、それから大学の方々も走り回られてということの中でよくやっていただいたと思いますが、来年度は、これ、きちっとした議論もでき、積み重ねもできと、こういうことでありますので、そして今までの枠を今年戻しました。そうすると、いよいよ医学部を新しくつくる、新設する、こういったことも視野に入れて本格的に医学部定員増のことを考えていく時期に来ているというふうに思いますが、この点についてお伺いをしたいと思います。
 私は、なかなかこれやっぱり、とはいえ、新規に建物もあるいは教員も確保するというのは大変ですから、まずは、既に病院を持っている大学、例えば歯学部が病院を持っているとか、看護学部が病院持っているとか、こういうところからでも、そうしますと病院はあるわけで、結局、医学教育というのはやっぱり病院、実習をやらせるための病院と、それから解剖の施設、あるいは教員のところが大変だということですから、やっぱり病院を持っているようなところからは医学部を新規につくっていくということを私はきちっと検討してはいかがかなという思いを持っておりますけれども、今、この検討状況どうなっていますでしょうか。

発言情報

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発言者: 鈴木寛

speaker_id: 579

日付: 2009-06-18

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会