鈴木寛の発言 (文教科学委員会)

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○鈴木寛君 明快な御答弁はいただけなかったわけでありますが、是非、私の今日の提案は関係省庁との会議の中で十分踏まえていただいて、しかしながら、これは選挙はいつになるか分かりませんけれども、少なくともお役所はちゃんと概算要求に向けての検討、勉強はされるんでしょうから、これ非常に重要な六月、七月になりますので、ここのところは是非、先ほど申し上げたことを踏まえてしっかりと検討をしていただきたいと思います。
 やっぱり来年の四月一日に向けての作業というのは非常に重要なんですね。去年は非常に限られた時間の中で関係者がみんな頑張ったということですけれども、今年はやっぱり本格的に議論をしながら大きなガイドラインも示しながらやっていくと、こういうことになりますので、医学界も大変注目しておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 そこで、こうした病院の診療時間を減らして、冒頭申し上げました、いかに医師の皆様方を、研究の時間も増やしていくかと、こういうことになるわけであります。
 今の医学部の定員を増やしてほしいと言ったのは、実は医学研究の観点からも極めて重要なんですね。実は、医学論文が減ったということは先ほども御紹介を申し上げましたけれども、博士課程、医学の博士課程に、特に基礎系、これは例えば今も新型インフルエンザの問題とかあるいはいろいろな、臓器移植法案もかかっておりますが、これから細胞移植だとかあるいは再生医療だとか、もう様々なまさに基礎的な研究をベースに医学の新しいパラダイムを切り開いていくという意味で、基礎研究も極めて基礎、臨床一体となった研究、非常に重要な局面に来ています。
 しかし、その観点からすると、本当に大変な状況にございまして、今、例えば平成二十年で、ドクター、要するに医師免許を持っておられて新しく医学部の博士課程に入られる方というのは、年間、主要七大学で六十五人しかいないんですよ。これで我が国の医療研究ができるでしょうかと。
 これは、十年前は倍いました。二十年前はその倍いました。例えば私なんかが、私は医学部ではありませんけれども、大学を出たころというのは、例えば東京大学の医学部の卒業生の二十名、百人いますけれども、二割がその基礎研究に進んでいたと。その人たちが今まさに中核になって、三十代、四十代、五十代ということで、日本の医学の基礎研究あるいは医学研究というのを支えているわけです。しかし、例えば東京大学で申し上げると、新しくそうした基礎系に入る人というのは、例えば平成十八年ゼロ、平成十九年一、これぐらいの学生しか医学基礎研究に進まないんです。
 これでどうやって、まさに生命科学、医学研究というのは国際的な競争、そしてこれから我々の社会が最も大事な分野、新型インフルエンザの話でもそうです、まさに新しいワクチンを開発しなきゃいけない。そのためには、本当に基礎的な研究者、あるいはその研究者の層というものが大事ですけれども、これ、医学部定員の議論をするときに、こうした基礎研究に従事する人たちの分も考えて、そして今その人たちがこれだけ減っちゃっているということも考えて是非議論を深めていただきたいと、こういうふうに思いますが、このまさに医学研究の人材確保の観点から御答弁いただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 鈴木寛

speaker_id: 579

日付: 2009-06-18

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会