赤松正雄の発言 (外務委員会)

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○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。
 不覚にも風邪を引いてしまいまして、ちょっと声が出づらい部分があります。せきを断ちたいんですが席を立てないということで、お許し願いたいと思います。
 今、小野寺委員や、あるいは午前中の平沢勝栄委員の御質問にもありましたので、また、それに対する委員長答弁というのもあったので、私は実は、委員長が午前中申された、この中に証人喚問を委員長が受けられたときの質疑者がいるという話がございました。だれあろう、私でございます。きょうこの場にいる中で、平成十四年三月十一日の証人喚問の場で公明党を代表して質疑をさせていただきました。
 そのときのことをとやかく言うつもりはございませんが、私自身思いますことは、鈴木宗男という一人の代議士の生き方というものを見て大変教えられるところが多いというか、本当に自身の信ずる道を懸命に生きておられるなということを強く感じている次第でございます。
 私一つだけ申し上げますと、あのとき、大変失礼な言い方でございますが、たたき上げの鈴木宗男代議士は、自分自身をたたかれるんではなくて、周りをたたかれてのし上がってこられた方だというふうな言い方をしてしまいましたけれども、その後の、御自身の法廷闘争だけではなくて、外務省との闘い、さまざまな面で教えられるところが多い。
 また、佐藤優さんとそれから鈴木宗男代議士との何といいますか例えようもない友情というか、そういうものを、さまざまな著作を通じて、一生懸命読ませていただいて、教えられるところが多い、このように申し上げさせていただきまして、回答は要りませんので、私の感想とさせていただきます。
 さて、きょうは、岡田大臣、武正副大臣もお答えいただくんでしょうけれども、こういう形で質疑の場に立たせていただきました。冒頭少し、新しい政権誕生について、午前中から今に至るまでいろいろ聞かせていただいて感じることがございますので、感想を述べさせていただきます。
 まず、実は昨日、十一月十七日でございますが、公明党の結党記念日でございます。四十五年前、昭和三十九年十一月十七日、きょうは四十五年と一日目ということでございますが、私は昭和四十年からずっと公明党を見てきておりますので、実質的にもほとんど公明党の誕生以来を、あるときは大学生として、卒業後、公明新聞の記者になりまして、その後国会議員になった、そういう経緯の中で見てまいりましたが、おおむね三つの段階に分かれると思います。
 三つの段階というのは、誕生してから、六〇年代の半ばに誕生して、七〇年代までは公明党のいわゆる初期の時代ということで、野党としての立ち位置を決めるという闘いをしたわけですが、その後、一九八〇年代から約十年間というのは、公明党が中核になって、当時の日本社会党そして民社党、まあ古い話でございますが、いわゆるこの社公民三党の、自由民主党にかわる政権の受け皿をいかにしてつくるかということに専念をした、そういう時代が約十年続きました。
 それから、九〇年代は、先ほどの話に出てまいりましたけれども、岡田大臣は平成二年の当選、私は平成二年の選挙で落ちまして平成五年に初当選ですが、いわゆるこの九〇年代というのは、細川連立政権から新進党の結成ということで、公明党も公明党というものを衆議院段階で壊して、そして新進党に合流するという形で、この約十年、ちょっと十年はオーバーですけれども、そういう時期がございました。そして、〇〇年代、二十一世紀に入ってから、自由民主党との連立政権を組むという格好になったわけであります。
 これは、今申し上げた、概括的に言ったこの近過去三十年の公明党の歴史というのは、一言で言えば、要するに政権交代が可能な仕組みを日本の政治の中につくりたいという思いであったということでございます。
 さっき、午前中、岡田大臣が、非常にあの部分、鮮明に覚えていますけれども、熱っぽく語られたのは、要するに、日本の政治を、政権交代ではなくて、政権交代の可能な仕組みといいますか、政権交代ができる政治をつくったということが大事なんだということをおっしゃられた。そういう意味におきまして、岡田さんは、文字どおり約二十年、執念を持って取り組んでこられた、日本の政治の中に政権交代可能な仕組みをつくりたいという、恐らくそういう思いだったと思うんですけれども、その所産として、結果として民主党が政権をとったということは、大変にここの今の経緯の流れの中で、ちょっと立場は違いますけれども、私どもも同じことを考えて、私たちは途中で、外から自民党を変えるということをやめて、内側から変える、そういう作業に方向転換をしたわけですけれども。
 小沢さんを中心とする民主党の皆さんも、一時期そういうときがほんのわずかですけれどもあったわけですが、それをやめられて、やはりもとへ戻られたというか、執念を持ってこの日本の政治を変えるということに専念してこられたということに対して、非常に私は敬意を持って、そういう粘り強い、日本の政治を変えるということに一生懸命取り組んでこられた小沢さんや岡田さんというものは、大変なそういう熱意、取り組み姿勢、これは本当に敬意を表する、そんなふうに思う次第でございます。
 私は兵庫県でございますので、兵庫県は、少し前の時代、連合・五党協というのがありまして、少しばかり、全国の与野党関係の中ではちょっと違う、そういう色合いを持った時代を経験したんですが、そのころの、今の民主党に入っておられる皆さんに対して言ったことは、早く早く生い立て民主党と偉そうな言い方をさせていただきました。しかし、今、見事に政権をとられた民主党、早く生い立ち過ぎられたのかなという感じもするんですけれども、そういう思いを感じます。
 同時に、自由民主党、一緒にやってきました自民党の皆さんには、早く立ち直れ自民党、こう言わせていただきたい。これは公明党自身についても早く生い立たなくちゃいけないし、早く立ち直らなくちゃいけない、こういう思いも込めて、今のようなことを感じるということを冒頭長々と申し上げさせていただきました。
 さて、今述べてきたことを背景に置かせていただきまして、きょう質問を考えてきたのを、ほとんど今までの民主党の皆さん、社民党の皆さん、また自民党の皆さんもおっしゃられたので、余りそれにこだわらないので、大きい話をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 岡田大臣だけではなくて、今の民主党の中心者の皆さんのいろいろな発言、取り組み姿勢。たしかきのうで二カ月ですよね、きょうで二カ月と一日ということで、六十一日の流れの中で私が思いますのは、やはり、これは無理もないことなんですが、前政権のやったことの反対という部分を打ち出すという色合いが非常に強く見えるんですね。
 それはそうでしょう。野党として長くやってこられて、政権党に対するさまざまな対立軸というものを考えて過ごしてこられたんだから、政権をとった途端に、先ほどの辻元さんの話じゃありませんけれども、前政権のことをそのまま踏襲するなんということはまず第一義的にはあり得ないということですから、反対の方向性を打ち出されるというのは無理もないと思うんですけれども、しかし、それにしても、この六十一日間の印象としては、前政権のやったことに対する反対というものが強いんだなという印象を受けました。
 先般NHKテレビを見ていましたら、外務副大臣、参議院の福山さんと、さっきまでいました防衛政務官の長島さん、お二方が岡本行夫さんと森本さんと四人で、なかなかおもしろい、四人でやるのは何というんですかね、三人が鼎談ですが、四人でやっておられました。
 その中で、今私が申し上げた、前政権の反対の方針じゃないのかという指摘をその二人の文化人、知識人から、二人とも元官僚ですが、突きつけられて、そうではないということをお二方はおっしゃっておったのですが、やはり国民の側から見れば、民主党独自の方針、日本の国益をどう守るのかという観点に立った方向性というよりも、むしろ前政権の反対ということを言うという部分が強く出ていたような印象を受けまして、私も森本さんやまた岡本さんと同じ思いを持って民主党を見ていましたもので、同じことを考えているんだなという感じがいたしました。それで、それに対して、そうではない、前政権の反対をやっているわけじゃない、民主党としてきちっとした方針にのっとってやっているんだ、こういう話でございました。
 さて、私が午前中聞いていて思いましたのは、要するに、まず前政権と違うことをやりたいという、これは不幸なことに、これは私自身の質問通告はしておりませんが、午前中、平沢委員からの質問で天皇のお言葉の問題がございました。私も平沢委員と同じように十分に岡田大臣の気持ちはわかるつもりなんですけれども、非常にタイミングがよ過ぎるというか、ある意味ではそれは当然なんですが、要するに、政権がかわった、従来続いた政権と違う政権が登場した、そのときの天皇のお言葉が旧政権と同じ言葉が続けられるということについて、大臣はそういうことで言ったんじゃないと言われるかもしれませんが、私らは逆に見ていて、うん、なるほど、そういう側面はあるよな、こう思ったわけですね。
 それに対して、まず私の第一問目は、その天皇のお言葉問題を客観的に我々から見ていると、あそこにまさに政権交代をしたということの高揚感というものが岡田大臣の言葉の背景にあったんじゃないのかなという気がするんですが、そのあたりについてまず最初にお願いしたいと思います。

発言情報

speech_id: 117303968X00220091118_262

発言者: 赤松正雄

speaker_id: 4375

日付: 2009-11-18

院: 衆議院

会議名: 外務委員会