江利川毅の発言 (議院運営委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○江利川参考人 江利川毅でございます。
本日は、所信を述べる機会をいただきまして、まことにありがとうございます。よろしくお願いいたします。
私は、長い期間、国家公務員として働いてまいりました。国家公務員制度は、我が国の行政の円滑な運営を確保する基盤として大変重要な制度であると思っております。また、国家公務員法は、公務の民主的かつ能率的な運営を国民に対して保障することを基本理念としております。
人事院は、この基本理念のもと、中立第三者機関として、人事行政の公正の確保と労働基本権制約の代償機能の任に当たる機関として設置されました。また、人事行政の専門機関として、時代の要請や社会の変化に対応した人事行政施策を展開するという役割も担っているものと認識しております。
そのため、人事官には、人事行政に関する識見に加え、国民全体の奉仕者たる国家公務員としての強い自覚と高い倫理観が求められているものと思います。仮に人事官に任ぜられた場合には、国民各層や関係各方面の御意見を伺いつつ、誠実かつ公正に職務の執行に当たってまいります。
近年、公務や公務員に対する国民の目には、極めて厳しいものがあります。公務員側において反省すべき点があるところでありますが、それを踏まえつつ、公務員に対する信頼の回復に努めていくことが特に重要であると思っております。
現在、社会のグローバル化や少子化、高齢化の進展など、我が国を取り巻く環境が大きく変化しております。その中にあって、公務員制度も変化への対応が求められております。国民の期待や要請を真剣に受けとめ、国際社会の中で国益を全うし得る人材の確保・育成、能力、実績に応じた処遇の徹底、仕事と生活の調和を図るための環境整備など、公務員制度改革の基本理念の実現が重要課題となっております。
国民全体の奉仕者である公務員には、国民本位の行政運営を実現すべく、公務に対する高い使命感と倫理観を持って、国民の立場に立ち、それぞれの職場において与えられた職務に高い専門性を持って誠心誠意専念することが求められております。
また、先日、政官のあり方についての方針が示されましたが、この方針のもと、公務員は、時々の内閣や大臣等を誠実に補佐するという役割を適切に果たしていくことが重要であります。
これらを踏まえ、公務員制度改革が時代の要請や変化に的確に対応した実効あるものとなるよう、また、職員がその能力を十全に発揮して公務の能率的運営が実現できるよう、人事院としても積極的な役割を果たしていく責任があると考えております。
仮に私が人事官に任ぜられた場合には、行政官として携わってきた厚生労働省や内閣府における行政実務、公務員人事管理の経験、知見を生かし、国民の代表である国会での議論を初め、いろいろな御意見に耳を傾けながら、先任のお二人の人事官と協力して、人事院の使命達成のため努力をしてまいりたいと考えております。
以上、簡単でございますが、私の所信を述べさせていただきました。本日は、このような機会を与えていただきまして、ありがとうございました。