野田毅の発言 (財務金融委員会)
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○野田(毅)委員 我々、補正を組んだときに、環境というのも、即効性のあるものと時間がかかるものとあるんですね。だから、太陽光発電のパネルをふやさせるとか、いろいろなことを随分やりました。それからエコポイントも、ある意味では消費の先食いかもしれない。だけれども、それを通じて設備投資を誘発していく効果もあるわけですね。自動車のエコ化の話もみんなそうですね。
だけれども、今度はどうもエコポイントをなくするという話があるのね。それは大丈夫なの、来年、予算で。何か、環境省は出しておるんだけれども経産省は出していないとか、よくわからないんですが、これは来年度予算だから、結果を見てからの議論になると思うんですが、いずれにしても、環境というだけですべて足元の雇用対策につながらないと言い切れないところもあるし、また、やはり短期、中期、長期という目で見ておく必要があるんでしょうね。
ただ、今の御議論の中で、私が非常に心配しているのは福祉系統なんだ。さっきちょっと介護の話もしましたが、しょせん、介護報酬を上げなければ、介護の職場における雇用は出てきませんよ。今だってやめる人がたくさんいるんじゃないですか。結婚もできないような現実の中で、どうやってできますか。それから、保育所の問題は、待機児童が多いのは都会なんですよ。田舎の方はむしろ施設の方が余っちゃって、逆の大変なことになっておる現実でしょう。
ですから、まさに地域をどうするかというときに、基本的には、医療であれ介護であれ、その財源をどうするかという議論が、恒久財源が一方でなければ安定的な行政は成り立たない。
それは、我々も大きな反省が一つあるんです。本来なら小泉さんのときに上げるべきだったんですよ、二〇〇四、五年ごろに。そう思いませんか。あのときにきちんとやっていれば今日のようなことになっていない。そのツケが二年前の参議院選挙にあらわれて、この前の総選挙にみんなあらわれてしまって、結果として、その無理が、しわ寄せが来たわけですよ。私は、素直にそれは認めるべきじゃないんですかと。
特に、藤井さん、連立にこだわるんじゃないんだけれども、平成十一年度から政策協定の中で、予算総則に、消費税の使い道について、基礎年金と老人医療と介護、この三分野にしか一銭も回さないと。これは、皆さん御存じかどうかわかりませんが、平成十一年度予算以来今日に至るまで、予算総則にはっきり明記していますよ。したがって、国に入った消費税はほかには一銭も使っていませんよ。ODAにも使っていないし、あるいは、地方に回るお金がくるくる回って教育であったりほかに回るかもしれませんが、少なくとも法律上、国と地方に入る仕分けはできています。国に入った消費税は一〇〇%、この三分野にしか使っていないんですよ、これは十年間。
では、この十年の間にどれだけ高齢化が進んできているんだ。ほぼ毎年一兆円ずつ当然増がふえてきているじゃないですか、この世界で。十年間これが積み重なってきているんじゃないですか。税率は一%も上がっていないんですよ。だったら、そのしわはどこへ行くんだ。サービスを低下させるか、借金をふやすか。そのしわが全部、ほかの分野の予算もみんな削ってきている。だから、教育費だってみんなそのあおりを受けているんじゃないですか。
この現実に政治家が目をつぶって、私は、小泉さんも問題だったと思う。我が党も問題だった。そういう点では偉かったですよ、民主党はいっとき。参議院選挙で堂々と消費税を上げると言い切ったんだから。僕は敬意を表した。しかし、今日、あれからまた五年たって、さらに四年間上げないなんて言い出したものだから、一体これはどうなっているんだと。こんなことが成り立つわけがない。本音ではそう思うんでしょう。だけれども、言っちゃったもんね、マニフェストで。
私は、この辺、きょうはこういう公の場だから藤井さんも本音は言いにくいんだろうけれども、もう強がりはいいから、別段、変えたからと文句は言いませんから、やはりそこは状況を見ながらやらないと、どうやって社会保障のレベルを下げないで、しかも内需を手厚くしようというのなら、まさに医療の世界であれ介護の世界であれ、そういった福祉の分野は、ほとんどそれの、結局とどのつまりは公的セクターからの財源が出てこなけりゃ成り立たない世界なんでしょう。みんなわかっているんだ、国会議員も。国民だってわかっていますよ。
今から五年前の参議院選挙は、消費税引き上げを言いながら民主党は勝ったんじゃないですか。おれの間は上げないなんという小泉さんの方が負けたんじゃないですか。民主党はそれを忘れたんですか。副大臣野田さんもおるけれども、藤井先生、どうですか。