赤松広隆の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(赤松広隆君) お答え申し上げたいと思います。
もう山田委員自身が農業界を代表する専門家でございまして、御承知のとおりだと思いますが、とにかく今の農業の実態を見るときに、私は、今先生言われたように、一つは食べていける農業、これがまず何といっても一番重要だと思うんです。自分たちでやってみて、とてもこれじゃ食っていけない、自分の子供や孫にとてもこんな仕事を引き継いでいけないというところがやっぱり一番問題だと思います。約十五年間で農業所得は約半分に減っておりますし、またもう一つ大きな問題は、やはり前政権の中でも農地の集積は必要だと、採算を上げるために農地集積やっていこうということで努力はされてまいりました。
それは私ども認めたいと思いますけれども、しかし実際には、農地集積にあれだけお金をつぎ込んでも、実際には集積よりも土地が減っていくと、これがもう実態でございまして、その意味でいえば、私どもは、今後の世界の今の食料の需給等の状況を見るときに、食料安全保障ではありませんけれども、やはり主要作物については自国で、一〇〇%とは言いませんが、ある程度はやはりきちっと自給ができる、そしてそうした食料の安定供給のためには、一部の大規模な、あるいは非常に収益性の高いところにだけ応援をしていく施策も必要ですけれども、それだけではなくて、やはり中山間地等の多少収益性の悪いところについても、水、緑、環境という意味からも、そういう小規模な農家もちゃんと経営が成り立っていくと、この両面で見ていかないと農業従事者は増えませんし、あるいは、今耕作放棄をされているところが三十九万ヘクタール、よく埼玉県と同じ面積という例え方をされますけれども、毎年毎年約二万ヘクタールずつ今面積が減ってきているわけですから、この間も計算してみたら、東京ドーム四千二百八十個分が毎年毎年減ってきているということですから、これに歯止めを掛けないと農業の再生はあり得ない、農業の再生があり得なければ日本の地域のまた再生もあり得ない、このような認識で農政を進めていきたいと思っております。