小野寺五典の発言 (外務委員会)

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○小野寺委員 では、今回の問題は少し引いても、今回の経緯をお話しします。
 今回、日本に核を持ち込ませないということ、そして領海を通過しない、寄港しないというふうに私どもは理解をしているというのが日本側の考え方。アメリカ側は、領海内を通過する、日本に寄港するというのは、これは持ち込みに当たらないということがアメリカの考え方。その二つの流れがあるということは事実ですよね。
 そうすると、この二つの流れが今までお互いにすり合わせをしない、何となくそのままお互いが自分の有利な解釈で進めていこうということが行われてきたのが狭義の密約だと思います、今回査定された。
 そして、今大臣がおっしゃった、日本は実は何の状況も変わっていないんです。九一年のNPRの政策以降、日本はアメリカ政府に、本当にアメリカが言っていることは正しいんですかということも実は確認をしていない。そして、アメリカ側が言うことを一方的に信じている。もっと言えば、同じ核兵器でも、これは戦術核のことしか言っていないんです。戦略核は現実に船に積まれている。戦術核の一部に関しても、今、航空機あるいはトマホークに積むことができる。厳然に可能性があるわけです。
 では、この可能性があるということを先ほどの大臣の答弁から聞くと、いや、これも明確にしないで、アメリカがそう言っているし、日本に来る可能性がないからということで、アメリカ政府には一切確認をしないで、そして日本側の勝手な解釈で、これからも大丈夫なんですよということで進めていこうとする。アメリカ側に聞いたら、アメリカ側は一切、これはNCND政策だから何も答えない。同じことがずっとこれからもただ続くだけのことじゃないですか。ということは、これは広義の密約と狭義の密約、定義の問題じゃないですよ、密約をこれからも暗黙に認めるということじゃないですか。
 私は、この際、私どもの反省を込めてぜひお願いしたいのは、いいチャンスだと思うんです、これは安全保障の問題を議論するいいチャンスだと思うんです。本当にこの三原則でいいのか、二・五原則にすべきなのか。あるいは、アメリカと日本の解釈の違いというのを合わせていく、すり合わせていく、この努力が必要だと思うんですが、大臣、どうお考えですか。

発言情報

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発言者: 小野寺五典

speaker_id: 27636

日付: 2010-03-10

院: 衆議院

会議名: 外務委員会