逢沢一郎の発言 (議院運営委員会)

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○逢沢委員 私ども自由民主党は、今国会の会期を九日間延長することを提案し、強く主張をするものであります。
 国会後に予定をされております参議院議員選挙の日程等も念頭に置いた、まことに合理的な、また国民の利益にもかなう、また配慮した提案であるというふうに考えております。
 会期が残りわずかとなる中、突然、鳩山総理は政権を投げ出した。辞職をし、内閣が交代をする事態に至りました。しかし、鳩山辞任から菅総理の所信表明演説まで十日間もの政治空白が生じたことは、国民の皆さんも御存じのとおりであります。
 民主党の新しい樽床国対委員長は、国会対策委員長間の協議において、十日間もの政治空白を重く受けとめなくてはならない、我々としては代償は払わなくてはならないといった趣旨のことを述べたところであります。
 そして、樽床国対委員長は、会期を延長して予算委員会を両院で一日ずつ行うか、また、延長はしないが、クエスチョンタイム、党首討論会を開くかとの二案を提示いたしたわけでありますけれども、その後、まことに驚くべきことに、政治と金の問題で与野党幹事長会談が決裂したため、トータルとして協議が調わないとの全く意味不明、支離滅裂な理由を述べ、みずから提示した提案を一方的に破棄、撤回したわけであります。まことに言語道断の態度と厳しく指摘をしておかなくてはなりません。
 野党は、以前より、政治と金の問題、普天間問題等の外交、安保の問題、経済財政に加え、口蹄疫問題に関して予算委員会での十二分な質疑が必要である点で一致をし、現場はもちろんのこと、国対間、幹事長間で何度も国会の延長また予算委員会等の開会を要求し、六月十四日には、野党六党首が集まり、与野党党首会談を呼びかけたのであります。
 しかし、与党は、いわゆる鳩山問題、小沢問題、また石川、小林両議員の政治と金にまつわる問題、さらには荒井大臣などの疑惑隠し及び前政権の迷走と不作為を引きずる菅内閣のいわゆる政策隠しを図るため、連立を組む国民新党の郵政改革法案の審議要請すら受け付けず、まさに選挙目当てに、党利党略のもと、強引に会期を閉じようとしているのであります。
 会期途中で内閣が交代をしたとき、予算委員会を開かなかった事例はありません。まさに、このことは、国会の常識、憲政の常道とも言うべきことであります。
 我々は、予算委員会のための延長には応じると主張をいたしております。国民の前に開かれた論戦を交わすことなく閉会する行為は、まさに憲政の常道を無視するのみならず、国民を愚弄するもので、断じて容認することはできません。
 延長なしで国会を閉じるという判断は、事実上、与党の、菅政権の、民主党の審議拒否であると断じざるを得ないわけであります。
 メッキがはがれないうちに、ぼろが出ないうちに、幸い支持率が高いうちに、とにかく選挙だ、これが菅政権の、民主党の実態であります。党利党略、選挙至上主義、国民を全くなめ切った、愚弄し切った態度を厳しく反省すべきだ、そのことを強く申し上げておかなくてはなりません。
 予算委員会から逃げ回る民主党、予算委員会から逃げ回る菅政権の実態は、もはや白日のもとに明らかになってまいりました。
 場合によっては、このようにお考えなのかもしれない、マスコミや国民は大したことはない、予算委員会から逃げ回っても、怒りもほどほどだろう。そういったメディアや国民をなめ切った態度を民主党が持っている、菅政権が持っている、厳しくそのことも指摘をしておかなくてはならないわけであります。
 わずか衆参一日ずつの代表質問ではありましたけれども、菅政権が、政治姿勢の面でも、また政策展開の面でも、まことに危うい政権であるということは既に明らかになってまいりました。また、政治と金の問題については、発言とは全く正反対、非常に消極的な態度と姿勢に終始をしているということについても厳しく指摘をしておかなくてはならないわけであります。
 国会終了後には、大切な参議院議員選挙がございます。国民の皆さんが、有権者の皆様が正しい判断をするに必要な情報や材料がしっかりと国会論戦を通じて国民の皆様にもたらされる、また、そういった環境をしっかりつくるということが、我々与野党の議運に集う、これは与党、野党を超えた責務であるということをしっかりと私たちは認識をしなくてはなりません。
 菅総理という方は一体どういう政治家であり、どういう総理大臣なのか、どんな内閣なのか。今、国民、有権者の皆様が一番そのことを知りたがっているわけでございます。
 外交や安保について、経済や財政について、一つ一つのことについて、我々国民の代表たる野党が、あらゆる角度から予算委員会の現場において総理や閣僚の皆様に質問をさせていただく、そして、そのことに丁寧に答えていただく、その姿をしっかりと国民の皆様が聞いていただいて、参議院選挙に臨む判断の材料にしていただく。そのことは至極当然のことであり、今、最も国会が果たすべき役割であるということを改めて申し上げておきたいというふうに思うところであります。
 逃げの菅政権の姿勢、民主党の姿勢、予算委員会から逃げ回る与党、今の政権、厳しくその態度と姿勢を糾弾しなくてはなりません。
 改めて、自由民主党は、会期を九日間延長し、衆参少なくとも三日間ずつの予算委員会の開会に与党、菅政権が応ずることを強く求め、発言といたします。

発言情報

speech_id: 117404024X04020100616_004

発言者: 逢沢一郎

speaker_id: 4762

日付: 2010-06-16

院: 衆議院

会議名: 議院運営委員会