加藤紘一の発言 (財務金融委員会)
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○加藤(紘)委員 総理が優しい性格の方かどうかというのは関係ない。優しいということがこれだけの混乱を招くんです。それから、時たま、日々いろいろな意見をあちらこちらに散らばされる。普天間の問題もそうなんです。
ツイッターというのがはやり始めた二、三カ月前、廊下を歩いていましたら突然テレビのインタビューがありまして、マイクを向けられました。加藤さん、あなたはツイッターをやる気はないかと言うから、どうかな、私は余り、おもしろいと思うけれどもやらないと。総理がこれをおやりになるのをどう思うかと言うので、あの人は一番ツイッターをやっちゃいけない人だと。
総理というのはそのときの思いを、プロセスも全部含めて、こそこそちょこちょこっと小鳥がさえずるようにしゃべっちゃいけないんだと思いました。それでなくても、あの方は日々ツイッターしている人ですから。ですから、それが全部に混乱を及ぼしているんです。
今、亀井さんの答弁は、長いけれども肝心のところをごまかしていますね。菅大臣、二千五百万、二千万というのを、数字を挙げてあなたに根回しをしたという印象を今亀井さんは与えようとしていましたが、それをオーケーするはずないんです、菅さんが。平成何年かな、二〇〇五年、前の前の選挙のときですね、五百万まで下げるということを民主党は決めているわけです。その方針は、ずっと書かれたまま変わっていないですね。
そして、私は、党内でもいろいろな意見があるけれども、国が銀行をやる必要はないと思っています。だから改革に賛成しました。まして、国が生命保険会社をやる必要なんかさらさらない。だから賛成しました。
しかし、山奥に八十円の封書、五十円のはがきが行くということはペイしません、Eメールもこれだけ普及した中で、ファクスも普及した中で。だから、そこでユニバーサルサービスをやろうとするなら、公的な関与、公的なお金を入れるしかないんだと思っています。これはもう、これからいろいろ分かれていくでしょう、我が党内も。
しかし、私は思うんですけれども、一九八〇年、サッチャーとハイエクとミルトン・フリードマンたちが、ロンドンで、経済を民営化しようと言って大きな大きなニューリベラリズムの流れをつくったときに、一番最初に鉄道でした、ガスでした、そして電話でした、石油でした。それをどんどんやっていったことは、私は正しかったと思っています。効率化しました。
でも、どこの国でも郵便については迷うんです、ドイツもアメリカも。そして、民営化の方向に走ってみたり、いや、やはり公営でなければサービスができないと反省したり、いつも迷うんです。だから、政府系企業の民営化の問題で、一丁目一番は多分どこの国でも鉄道、そして九丁目九番地は郵便だと思うんです。
それを小泉さんは、郵政民営化がいい、これからの改革の一丁目一番地だと。九丁目九番地のものを一丁目一番地と言って無理したから、亀井さんみたいな優秀な人が筋を通すと言って我が党から出ていって、大変我々としては損したな、こう思っています、有能な人材を。
だから、この話は、菅さんも鳩山さんも仙谷さんもみんな深刻なテーマだと思っていたはずです。だから、二千万にしますよと菅さんがつぶやかれて根回しされて、そのときに結構ですねと言うわけがない。
大体構図から見たら、亀井金融大臣は、自分を追い出したあの小泉改革について、ここで一矢を報いてやろうという気持ちが個人的にあるはずです。それから一方、原口大臣は、今こそポジションの名前は総務大臣だけれども、半分は郵政大臣ですからね、郵政担当ですから。だから、原口さんと亀井さんが担当してこういう形にしていくだろうということは、読み読みでなきゃいけないんですよ。
私が亀井さんの場合だってそうしますよ、政治家として。それが心の中のダイナミズムですよ。そういうときに、聞いていました、聞いていませんでした、心が優しかったなどで済む話じゃないんです。
二千万と聞いていましたか、菅大臣。そして了承されましたか。