古賀一成の発言 (予算委員会)
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○古賀(一)委員 それでは、もう時間が迫ってまいりますので、次のテーマに参りたいと思います。
今、仙谷大臣から、総合化という話が出ました。私は、これからの日本の新しい政府の使命というのは、コンクリートから人へという流れがもちろんしっかりあります。しかし、私は、これだけだろうかと。私は、そういう、こっちの分野からこっちに金を移すというだけではなくて、その分野での効率化、総合化、つまり、縦割りから総合化へという一つの切り口も重要な課題として残っているように思います。
せんだっての参議院予算委員会での林久美子議員の幼保一体化、一元化の質疑応答を聞いておりまして、総理及び大臣にも、総合化の必要性というか、あるいは将来のそれに向けての省庁再編の話まで出まして、大変心強く思いました。きょうは、前原国土交通大臣の所管にかかわることですが一つの事例を申し上げて、私は縦割りを総合化していく試みを、縦割りを全部排除は絶対できませんよ、行政機構である限り、しかし、縦割り一〇〇%で動いているという日本の今の行政、財政の姿が本当に間違いで、総合化する仕組みを何とかこの民主党政権で芽を出し育ててもらいたいという思いで、一つの事例を申し上げます。
国土交通委員会では何度か申し上げてきたんです、利益誘導でも何でもないんですけれども、私のふるさとは筑後地方でございまして、九州一の筑後川というのが流れております。ここは本来豊かな地域なものだから、道路整備にしても何にしても非常にのんびりしているんですね。道路整備なんかそう急がぬでいい、餓え死にするわけでもない、凍え死ぬわけでもないという、本当に豊かなやはり九州地方の平野なんです。だから、逆に言うと、道路整備というのは、国道でも改築されたことは本当に少ない。国道三号線という一けたでも片側一車、そういうところがほとんどなんですね。
そこで私が思いついたのは、二百十号線バイパスというのは今、往復四車の設計でずっと用買が来ている。しかし、都市部の困難な地域は、久留米市なんですけれども、いつになるかわからぬ状況というのがある。土地改良事業が終わった後、あと十年後か五年後か二十年後かわかりませんが、それを抜いていくということになる。ならば、あの筑後川に堤防道路があるんです。兼用工作物です。これが狭くなったり二車になったり路側帯があったりなかったり、走るたびに変わっていくんですね。
そうじゃなくて、これは治水と道路の一体化。同じ元建設省じゃないか。同じく今国土交通省じゃないか。同じ役所の中でコラボレーションをすることによって、ほとんど用地買収は要らないんです。それを道路にもアロケーションをして、堤体、つまり堤の形をしっかりして、立派な道路と強い堤体を一緒にコラボレーションでつくれば、私は、恐らく五倍のスピードで、五分の一のコストでできるんじゃないかと思うんですね。
だから、私は、いい社会資本、必要な社会資本を早く効率的につくる、そういう仕組みを、少なくとも国土交通省前の話だから、そういう発想で、特会融合というか総合化というか、そういう連携をまずは国土交通省は考えるべきだと思うんですよ。
地域にとって、国民にとってみれば、どの勘定だ、この勘定だは関係ないです。地域のために早く、いいものを安く、それがこれからの新しい民主党政権における国土交通行政のテーマだし、その点について、私は、財務大臣菅さんと前原国土交通大臣、お二人にひとつ、新しいこういう方向についての所見をお伺いしたいと思います。