阿部知子の発言 (予算委員会)

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○阿部委員 私は、残念ながら、その認識はちょっと、本当に残念です。先に手を打てば打つほど、学業を途中であきらめねばならない子供が減るわけです。
 二ページ目の資料をごらんいただきたいと思います。
 これも同じように私学高校の学費滞納問題で、例えば二〇〇六年をごらんいただきますと、このグラフは何かというと、滞納率というものと退学率を比較したものでございます。上が高校、下が中学でございますが、当然ながら滞納率が高ければ退学率も高い。だけれども、二〇〇六年度だけはこのグラフに乖離ができてございます。
 この二〇〇六年は何をしたかというと、いわゆる生活保護世帯について地域活性化・生活対策臨時交付金なるものを拡充して手当てしたために、実際には滞納もありながら納付できるようになり退学せずに済んだという、実際の施策が効果をあらわしたであろうことを結果づけるグラフであります。
 そして、次のページをおめくりいただきたいと思います。
 先ほどの川端大臣の御答弁でありますが、既に二十一年の七月に二十三都道府県から、先ほど御指摘の基金については大変使い勝手が悪いのだと。どういうことかというと、生活保護とか低所得とかの皆さんの上乗せ支給をしようと思うと、簡単に言いますと、自治体が全額負担せねばならない。自治体の会計状況が厳しい中、なかなかそれができない。これらの基金についての使い勝手ももっとよくしてくれというのが二十一年の七月に出されております。
 先ほどの大臣の御答弁は、五月の調査のお話でありました。それ以降に出されている自治体の要望もございます。
 きょう、私の時間が限られておりますので、ここで総理にお伺いいたしますが、例えば、三ページ目には学費滞納と進級、卒業状況についてのグラフがございます。滞納された場合に、そのまま進級するかしないか、あるいは卒業するかしないかで、特に卒業という方を見ていただきますと、そのまま卒業させて学費は卒業後の支払いとする、あるいは、卒業保留として、とにかく卒業式には出席させ、学費納入後に証書を渡す、ここまでで半分です。それ以下の半分は、卒業保留として、卒業式には出席させず、学費納入後に証書を渡すとなっております。半分は卒業がかなわない。
 もちろん、いろいろな事情はあります。しかし、その多くが、例えば親御さんの急な御病気とか、いろいろな家計の不安定状況。そして、子供たちはアルバイトをして家計を補おうと努力もしております。
 私は、このグラフをごらんになって、総理がこの状況を見て、早目の措置と、そして、本当に一番悲しい思いをする子供たちがないように、先ほどの川端大臣の御答弁ではありますが、新政権としてさらに取り組みをもっと小まめに綿密にする必要があると思いますが、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 阿部知子

speaker_id: 26143

日付: 2010-02-09

院: 衆議院

会議名: 予算委員会