中島隆利の発言 (予算委員会)

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○中島(隆)委員 私からの提言でございますけれども、従来の治山、治水、砂防事業のような省庁別の縦割り事業を見直していただいて、環境保全を基本にした山づくりや、流域の資源、土地を利用した流域単位の地域資本を整備する新たな総合的な治水対策を進めるべきではないかなというふうに思っております。
 そして、川辺川、球磨川流域につきましても、国、県、市町村が連携をして住民主体の流域協議会を設置していただいて、その中で、ダムにかわる新たな河川整備を全国的なモデルとして推進していただきたいというのを強く要望しておきたいと思います。
 それでは、次の荒瀬ダムの撤去の問題についてお尋ねをいたします。
 先日、熊本県の蒲島知事が県営荒瀬ダムを二年後に撤去するという方針を示しました。長い期間使われてきた大規模ダムの撤去は、全国でも初めてのケースであります。先日、朝日新聞の二月七日付の社説でも触れられておりますが、一級河川にある発電用ダムのうち、八百余りが建設から五十年以上たっている、それから、百二基が九十年以上ということであります。これから寿命を迎えるダムや河川工作物が出てくると思います。
 荒瀬ダムに関して言えば、大臣も再三要請がされておられると思いますが、何らかの形で、撤去の費用負担そして工法について国の支援あるいはかかわりをお願いしたいわけですけれども、いずれにしても、役割を終えた建造物の処理の仕組み等を明確にする際に、荒瀬ダムの撤去が我が国初めてのダム撤去になりますので、今後のモデルケースとして考えていただきたいということと、前原大臣は、昨年の臨時国会の国土交通委員会でも、私の質問に対しまして、将来的には大きな視点で考えなければならないけれども、少し内部で勉強させてほしい、こういう答弁をいただいております。その後、河川にある老朽物の撤去の仕組みをことしの夏ごろまでには取りまとめて述べたい、こういうことの御答弁でございました。
 熊本県では、再度、流域住民や住民の参加による荒瀬ダム撤去の検討が始まると考えます。国は、学識者とともに、撤去工法や環境保全、撤去費用の検証、財政的支援策等、積極的に支援していただきたい、こういうふうに思いますので、前原大臣のお考えをお尋ねしたいと思います。

発言情報

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発言者: 中島隆利

speaker_id: 28898

日付: 2010-02-10

院: 衆議院

会議名: 予算委員会