緒方貞子の発言 (決算委員会)
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○参考人(緒方貞子君) アフガニスタンにおりますJICAの職員の安全状況についていろいろ御関心を持っていただいてありがとうございます。
JICAの職員、それから専門家等々がかなりの人数がおりますんですが、大体七十人規模の事業ということを考えておりますが、現在はやっと五十人ぐらいに戻ったと思います。選挙の過程では非常に治安が悪かったものですからなるべく人々を帰しまして、一番、選挙の最中には三十人ぐらいまでに減らしましたが。
安全について、これはいろいろ交渉をさせていただきました。外務省ともいろいろ御相談させていただきまして、やはり安全のために二つあるんですね。一つは安全のためのいろんな訓練をしていくこと。これはUNHCRが安全のための訓練を日本でしておりますが、そちらへ出て安全のためのいろんな、安全というのは体でやらなきゃいけないことなので、その辺の訓練を受けているということ。それから、休暇をきちっと与えること。休暇なしというのは非常に安全にとっては、危ない状況に人を送るものですから、そういう休暇を与えること。そして、警備会社と申しますか、非常に警備の方の専門家という人のアドバイスは得ております。それからもう一つは、防弾車を大量、二十五、六台買ったり借りたりしておりまして、その点はかなり経費は高いんですが、そういうことで仕事はしております。
ただ、全部の人を一緒の家に入れるというような計画は私は先月に来たときは聞いておりません。ただ、安全なところでセリナホテルというのができたんですが、それはかなり警備もいいものですから、そちらに何人かの人は入れております。
そういう形で、比較的安全なところを見ながら宿泊しておりますし、毎晩必ず点検を八時に全員やるという、それはかなりJICAはやはり大きい組織でございますからできることで、NGOの方々皆さんにそれをお願いするということは無理だと思うんです。
ただ、NGOがいらっしゃらないというのは私にとっては非常に残念なことだと考えております。ただ、安全管理の問題については、やはりNGOの方に私どもがやっているほどのことをお願いしてというのは無理だろうとは思うんですが、中村先生のところはお訪ねしました、私、ジャララバードに行きまして。ペシャワール会の中村先生のところは全くそういう形の警備機関とかそういうのは置いていられなくて、あくまでも立派な事業を通して二十三年なさっていただいたんです。そして、非常に日本の水利事業の教えられるところまでは教えたとおっしゃっていらっしゃいましたが、比較的安全なところではあるにしても、非常な信念でやっていただいたことを非常に感謝しております。
だから、全く危なくないところばかりで仕事することはこの世の中ではできないと思いますが、それ相応の今の警備関係のこと、それから職員の安全に対する訓練をしておくこと、休暇を取ること等々を通しながら必要な事業に対応することは続けていきたいと考えております。七十人体制に今戻しつつあるところでございます。